【更新】アフリカ諸国のモバイル利用者数
2011/12/12 12:10


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レポートによるとアフリカ大陸には54か国・約10億人が生活しており、過去のさまざまな歴史的背景・経過をベースとし、多種多様な言語・文化が花開いている。それは国単位だけでなく、国内の地域単位、さらには国境を隔てた複数か国にまたがる地域単位での区分だったりもする。今レポートではモバイル加入者上位25か国を「A25」と呼んでいるが、それらの国における具体的な加入者数を示したのが次のグラフ。

↑ アフリカ主要25か国におけるモバイル加入者状況(2011年Q3まで)(万人)
トップ3はナイジェリアの8934万人、エジプトの8062万人、そして南アフリカの5947万人。元々の人口の問題や利用スタイル(【インターネットと携帯電話の普及率を世界の他国と比べてみる】でも説明しているように、アフリカでもイタリア同様にプリペイド方式によるSIMカードの利用が大勢を占めているため、一人が複数枚のSIMカードを持っていると別々にカウントされてしまう。結果として人口以上の「利用者」が存在することになる)もあるが、それを差し引いても、携帯電話の普及ぶりが分かる。それと同時に、「A25」にある程度利用者が集約されているのも見て取れる。
その集約ぶりがあらためて分かるのが次のグラフ。これはアフリカ全体のモバイル利用者(としてカウントされている人)のうち、何%が該当国に居るかを示したもの。例えばナイジェリアは14.4%とあるので、アフリカの全モバイルユーザー約6億1980万人のうち1割強がナイジェリア1国だけでカウントされていることになる。

↑ アフリカ全体のモバイル加入者に占める各国モバイル加入者数の割合(上位10か国)
1国だけで1割えが2か国。5%超まで基準を甘くすると5か国。10か国で全体の2/3強を占める計算になる(66.9%)。
日本にとってアフリカは東南アジアと違い距離感があるため、今一つピンとこない面もある。しかしインターネットを経由することで、その距離感をほとんどゼロに出来る。今後逐次収集していくデータで、その規模や躍動感を少しでも感じ取っていただければ幸いだ。
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