「ビル街に並ぶ巨大な……」マクドナルドの定番メニューを模した広告たち

2011/12/14 06:46

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マックフライポテト……?直近では【「マックフライポテト」全サイズ150円発売期間、11月3日-18日に延長】にあるように、11月中盤に全サイズ150円セールを実施した、[マクドナルド(2702)]の創業時からの定番サイドメニュー「マックフライポテト」。同社のベースカラーの赤と黄色のうち後者に近い彩りなこともあって、ハンバーガーと共に同社を象徴する一品でもある。今回紹介するのは、その「マックフライポテト」を他のものに見立てた、ひと目で「あれはマクドナルドの広告だな」と分かる、センスにあふれた広告たちである(Coloribus.comなど)。


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↑ McDonald's: Fry Lights
↑ McDonald's: Fry Lights

まずは屋外広告版を。これは2011年11月にアメリカで展開されたもので、ひと目でわかるように超大型・超ロングサイズなマックフライポテトを表している。仕組みとしてはさほど難しいものでは無く、直進性の強い光を放つ、黄色いサーチライトを複数横並びにして上向きに用意しておき、その土台部分をお馴染みの赤地+黄色の「m」で描いた看板で覆うだけ(もちろん「マックフライポテト」のケースのような形にしてある)。

日が暮れたらサーチライトのスイッチをオン。複数の明かりは夜空に向けてまっすぐと伸び、それらがポテトスティックの1本1本に見え、巨大な「マックフライポテト」が出来上がるという次第。近寄っても「巨大マックフライポテト」の姿はそれなりに見られるが、やはり遠目で見た方が感嘆できる(ちなみに看板部分には「最高のポテトフライはこの地上にあるヨ」とのメッセージ。間接的に「マックフライポテト最強」と自負している)。

これはポテトスティックの形状・色合いのシンプルさと、この組合せなら容易に「マクドナルドのあのポテトフライだ」と分かる自社商品の特性を活かしたのがポイントといえる。つまり「マックフライポテトを知らない人」にではなく、「判断できるほどには知っている人」に向けて、より強い印象を刻み込む、あるいは購入可能性のある人への「気付き」を与えている訳だ。

もう一つは同じ仕組みを使った、シンプルな造形物の広告。

↑ McDonald's: Night Light
↑ McDonald's: Night Light

コンセントに差し込むだけで明かりをともせる、室内用常夜灯。あるいはセンサーライトの類かもしれない。それをマックフライポテトの容器ですっぽりと覆い隠し、中で何らかの工夫をして光を線上に放射させ、ポテトに見立てている。光の強さの関係からか、ちょうど良い長さで明かりが切れており、ポテト的にはこちらの方がリアリティは上。「常夜灯」であることと、パッケージ部分に書かれたコピー「24時間いつでも営業」のマッチングも見逃せない。



今件は双方共に、マックフライポテトのシンプルさから生まれたアイディアによる広告といえる。仮に「m」の文字が無かったとしても、多くの人はマックフライポテトの広告だと認識するだろう。その認識は世界共通のもの。日本でも似たようなものを直に見てみたいものだ。


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