「毎日メールチェック」は1/3強…米タブレット機利用者の利用性向をグラフ化してみる

2011/11/30 12:10

タブレットでメールチェック全世界に調査パネルを有するアメリカの調査機関comSCOREは2011年11月15日、インターネットのアクセス動向・トラフィック状況に大きな動きが生じつつあるとして【The Rise of Digital Omnivores】を発表した。直訳すると「デジタル雑食動物の台頭」で、これは「パソコン以外にスマートフォンやタブレット機など多種の窓口経由で、インターネットにアクセスすることがごく普通の時代になる」という、インターネットの利用スタイルの変化を意味している。今回は該当記事などをベースに「アメリカにおけるタブレット利用者の行動傾向」を見て行くことにする。

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今調査結果は計170か国以上・200万人を対象にしたcomSCOREのリサーチパネルからのデータを元にしている。また「パソコン」はデスクトップ以外にノートやネットブックなども含む。「モバイル」は一般携帯電話以外に(別途言及が無い限り)スマートフォンも含み、タブレット機は別途項目としている。

まずはインターネットを使える端末で、ごく普通に行われる機能利用。タブレットを利用している人に、次の機能の利用性向・頻度を聞いたのが次のグラフ。

↑ 次の行動をタブレット機でどのくらいの頻度でやっているか(米、2011年8月、タブレット利用者、過去一か月について)
↑ 次の行動をタブレット機でどのくらいの頻度でやっているか(米、2011年8月、タブレット利用者、過去一か月について)

注意してほしいのは各項目で、青い部分(殆ど毎日)の回答者は赤い部分(少なくとも一回)にも含まれていること。例えば電子メールの確認の場合、「少なくとも月一回はチェックしている」人がタブレット利用者の3/4、「殆ど毎日」の人は1/3だが、「殆ど毎日」の人も「少なくとも月一回」においてもカウントされている。これは次のグラフでも変わらない。

さて、事実上電子メール利用の端末としてタブレット機を使っている人は、タブレット利用者の約1/3。確認後の反応も合わせて考えれば、少なくともコミュニケーション用としてはメインの端末扱いされているものと思われる。他にもソーシャルメディアやインスタントメッセンジャーの利用など、ソーシャルな利用スタイルで比較的高い値を示している。

続いて、タブレット利用の要因として大いに注目を集めているスタイルの一つ、ニュースチェック・ニュース購読について。

↑ 次のような情報やニュースにタブレット機でどのくらいの頻度でアクセスしているか(米、2011年8月、タブレット利用者、過去一か月について)
↑ 次のような情報やニュースにタブレット機でどのくらいの頻度でアクセスしているか(米、2011年8月、タブレット利用者、過去一か月について)

やや専門色の強いニュース・情報で低い傾向があるが、その差はさほど大きく無く、比較的高い比率でタブレット機を活用してニュース・情報を購読しているのが分かる。これは以前Pew Researchで提示された調査結果【タブレット機は魔法のツール…米タブレット機利用者のニュース購読上の変化をグラフ化してみる】【「新聞の代わりに」6割近く…米のタブレット機でニュースを読む人の購読スタイルとシフト】などでも触れているが、タブレット経由で「新聞」を提供する事で、読者の興味関心や購読意欲を高める効果が発揮された値ともいえる。

日本ではまだ普及率が低いタブレット機。だが今後普及率の増加に連れて、スマートフォンの浸透と共に起きた周囲業界の大きな変化同様、色々な動きが生じるに違いない。そしてどのようなことが起きるかは、欧州など先を進む国々の動向を見れば、ある程度推測することができるというものだ。

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