男性喫煙者40代以降は1日1箱だと不足気味?

2011/11/26 06:13

喫煙とグラフ【JT(2914)】は2011年11月25日、2011年8月に実施した「全国たばこ喫煙者率調査」の結果(確定値)を発表した。それによると2011年8月時点での全国の喫煙率は21.7%となり、前年比で2.2ポイントのマイナスとなった。男女別では男性が2.9ポイント減少、女性は1.5ポイント減少し、昨年の「女性の喫煙者率増加」現象から転じて、女性も喫煙率の減少が確認された。今件は先に伝えた速報値の確定版で、主要部分の値には変更が無い。ただし参考資料としていくつかの数字が追加で公開されているため、今回は主要データの再録と共に、注目すべき新公開データをグラフ化しておく(【発表リリース】)。

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今調査は1965年以降JTが毎年実施しているもので、今回調査は層化二段抽出法にて郵送依頼・郵送回収法で実施。成人男女3万2000人を対象に依頼し、1万9064人の有効回答が得られた(但し今回は、東日本大地震・震災の被災エリアは対象から除かれている)。喫煙率の算出の際には、回答者の性別・年齢階層において、成年人口構成比に合わせて補正が行われている。

今回の調査結果をグラフ化すると次の通りとなる。

↑ 全国喫煙率(2011年8月、JT発表)
↑ 全国喫煙率(2011年8月、JT発表)

↑ 全国推定喫煙人口(2011年8月、万人、JT発表)
↑ 全国推定喫煙人口(2011年8月、万人、JT発表)

JT側では今回の結果について、「喫煙者率は、減少傾向にあると考えております。この要因は複合的であり一概には言えませんが、高齢化の進展、喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制の強化や、2010年10月に実施された増税・定価改定によるものと考えております」とし、喫煙率の減少の一端に、たばこの値上げがあると評している。値上げと喫煙率の関係については、昨年発表時点でも言及しており、今回は値上げの実施が実際に大きく影響したといえる。

先の速報版からの追加データとしては、「世代別喫煙者率」「地域別喫煙者率」「喫煙本数」の3項目が挙げられる。今回はそのうち「世代別喫煙者率」「喫煙本数」についてグラフ化を行おう。まずは世代別喫煙者率。

↑ 世代別喫煙者率(2011年、JT)
↑ 世代別喫煙者率(2011年、JT)

男性は20代でやや低め、30代以降は4割台で推移。そして60歳代になってようやく減少をはじめる。女性は30代をピークとし、その前後で低めな値を見せているなど、男女での喫煙者率に違いが見られる。

一方、「毎日吸う」と答えた人における、世代別喫煙本数は次の通り。

↑ 世代別平均喫煙本数(2011年、JT)(「毎日吸う」人限定)
↑ 世代別平均喫煙本数(2011年、JT)(「毎日吸う」人限定)

女性は全般的に男性と比べて喫煙本数が少なめだが、歳の経過と共に確実に増加する動きを見せる。一方男性は女性よりも本数が多く、40代以降はたばこ1箱(20本)では足りない状況が分かる。ただし50代がピークで、60歳以降になるとやや減り始めるのが特徴的。男女の喫煙状況の違いがあらためて認識できる。

なお今回、JT発の世代別喫煙(者)率が取得できたことで、同社のアニュアルレポート発行をまたずに、【年齢別成人喫煙率をグラフ化してみる(2010年反映分)】のデータ更新が可能となった。折を見て更新を行い、精査してみよう。

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