居眠り防止装置の宣伝をヒツジさんと共に

2011/11/24 06:28

居眠り長時間同じような、しかも単調な行動を続けていると、つい眠たくなるもの。しかし読書やテレビ視聴中ならまだしも、自動車運転中に睡魔に襲われると、悲劇への一直線となるリスクがケタ違いに増える。そして【40代男性の過半数が「居眠り運転事故」を起しそうになったと自覚】などにもある通り、多くの人が「悲劇」の一歩手前まで足を踏み入れる体験もしている。もちろんそれを防ぐため、数多くの新型車では居眠り防止用の機能が導入され、それがセールスポイントとなっている。今回紹介するのは、そのセールスポイントをアピールする巧妙なプロモーションたちである。

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↑ 何に「注意する」のかが分かれば……
↑ 何に「注意する」のかが分かれば……

まず一つ目は、メルセデス・ベンツの新型車に搭載される居眠り防止機能「Attention Assist」をアピールするための広告(【The ADS of the World】)。この機能は該当車両が一定以上の高速で走っている際に、運転手に疲れや注意力低下の動きが感知されると警告音が車内に鳴り響き、休むよう忠告してくれる仕組み。スピードメーターの中央部に表示パネルがあり、そこにも「ひと休みの時間ですよ」的な表示がなされる。

今件はその機能をイメージ的に説明するもの。クマやシカが描かれていてる道路標識は時折見かけるが、それらは「その動物がいるかもしれない、横切るかもしれないので気を付けるように」を意味する。ところがこれは「柵を飛び越えるヒツジ」。つまり睡魔を誘う「ヒツジのカウント(ヒツジが一頭、ヒツジが二頭……)が貴方の身を襲っているかもしれない」ということ。睡魔には気を付けようね、という道路標識的な機能が、ベンツの新型車に搭載される「Attention Assist」であることを示している。

もう一つはフォルクスワーゲンの、やはり居眠り防止機能。こちらは「Fatigue Detection System」と呼ばれ、単なる居眠りだけでなく疲労の感知も同様に行っている。

↑ No Sheep - No Sleep 。
↑ No Sheep - No Sleep 。
状況は周囲に建造物がほとんどない平野を行く、一台の自動車の運転手が「眠気のリスク」に誘われている最中。段々と睡魔の誘惑の声が強くなるに連れ、「ヒツジのカウント」をイメージするヒツジの並走が見えてきて、しかもそのヒツジが次々と柵を乗り越えていく。運転手がうとうとする直接の挙動だけでなく、ヒツジのイメージで「眠気のリスク」を表現していく。BGMも段々とハウリングが強くなり、それと共に運転手のうとうと感も強まり、自動車が少し車道から脇にそれると……


↑ 柵に激突し悲鳴を上げるヒツジさん。その悲鳴が居眠り防止装置の警告音と重なり……
↑ 柵に激突し悲鳴を上げるヒツジさん。その悲鳴が居眠り防止装置の警告音と重なり……

ヒツジさんが柵をジャンプしきれずに激突、悲鳴を上げる。その悲鳴が居眠り防止装置の警告音と重なり、運転手は我に返るという次第。眠気に少しずつ追いやられていく状況と、防止装置の警告音で気が付くまでの運転手の心境が非常によく表現されていると共に、「もしこの装置で眠気に気づかなかったら……」という怖さを覚えさせる。

「当たり前」という雰囲気からなのか、「そのような経験は無い」と自負する人達が多いからなのか。この類の機能をアピールする宣伝は、日本ではあまり無い。しかし海外だけでなく日本でももちろん、居眠り運転による「悲劇」は多数発生している。このような装置の存在自身をアピールし、広めることもあわせ、日本でももう少し積極的な喧伝をして欲しいものだ。

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