チャットやコメント、写真投稿…米の子供達のソーシャルメディア利用動向をグラフ化してみる

2011/11/23 12:00

子供のソーシャルメディア利用米大手調査機関の【Pew Reserch Center】は2011年11月9日に、同国の子供達の間で生じているソーシャルメディア上での他人との意志疎通や、その中で生まれるさまざまな感情、そして「いじめ」に関わる調査結果を発表した。その内容からはかつて【米社会の子供達のネットとの付き合い方を箇条書きにしてみる】でも紹介した事例のように、複数の問題点、そして現状を知ることができる。今回はその中から、ソーシャルメディア内での利用状況についてグラフ化と考察を行うことにした(【Teens, kindness and cruelty on social network sites】)。

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調査対象母集団に関する詳細は先に掲載した記事【ツイッター利用率は16%・SNSは78%…米の子供達のソーシャルメディア利用率をグラフ化してみる】で解説済み。詳しくはそちらで確認してほしい。

先に別記事で挙げたように、今調査母体では約3/4がFacebookに、1/10がツイッターに加入している。

↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(米12-17歳、概算値)
↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(米12-17歳、概算値)(再録)

それではそれらソーシャルメディア内で、子供達はどのような行動を取っているのだろうか。システム側で用意されている機能から主要なものを抽出し、それらを使っているか否かについて聞いた結果が次のグラフ。

↑ ソーシャルメディア利用状況(米12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)
↑ ソーシャルメディア利用状況(米12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)

インスタントメッセンジャーやチャットの利用が最多で88%、次いで日記などの書き込みへのコメントが87%、自分の現状の更新が86%。知人とのおしゃべりやツッコミなど、日常生活の上での他の子供達とのやりとりが、そのままソーシャルメディア上でも行われていることが分かる。目が留まるのは「写真や動画を投稿している」の80%。ソーシャルメディアを使っている子供の5人に4人までが、すでに自分で写真や動画を投稿する技術を有し、実行していることになる。

また、ゲームをする子供はほぼ半数。元資料では「(ソーシャルメディア内ではなく)世間全般的に、パソコンやゲーム機でゲームをする子供は85%で、この50%という値は少なめ」と言及している。ソーシャルメディア内でまで、わざわざゲームをする子供はさほど多くない、ということか。あるいはコメントの書き込みやチャット、写真投稿はゲームよりも面白いのかもしれない。

これを世代別に見ると、子供の中でも上級生になるにつれてソーシャルメディア内の「人との交流」機能に興味関心が沸いて夢中になり、ゲームからは離れて行く様子が確認できる。

↑ ソーシャルメディア利用状況(米12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)(世代別)
↑ ソーシャルメディア利用状況(米12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)(世代別)

ゲーム以外の項目すべてで、歳が上になると利用率が高まる。一方ゲームは逆で、大きく減少する。直上で「コメントの書き込みやチャット、写真投稿はゲームよりも面白いかもしれない」という表現を用いたが、色々と学んで出来ることが増え、表現力が豊富になるにつれ、明確に自分の意思表示ができるソーシャルメディアの多彩な機能に惚れこんでいくようすが見て取れる。

最後に男女別。

↑ ソーシャルメディア利用状況(米12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)(男女別)
↑ ソーシャルメディア利用状況(米12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)(男女別)

上位三項目は男女で大きな違いは無い。ただしマルチメディア系の機能やプライベートな「ヒソヒソ話」では女性の方が高い利用率を見せている。そしてわずかだがゲームの利用率は低い。男女間のソーシャルメディアへの接し方の姿勢の違いが見えてきて興味深いものがある。

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