圧倒的なFacebook…米の子供達のソーシャルメディア加入動向をグラフ化してみる

2011/11/21 07:13

子供のソーシャルメディア利用アメリカ合衆国の大手調査機関【Pew Reserch Center】は2011年11月9日に同公式サイトにおいて、同国の子供達の間でのソーシャルメディア上における他人との意志疎通や、その場から生まれるさまざまな感情、「いじめ」などに関する調査結果を発表した。その内容からは多種多様な問題点、そして現状を知ることができる。今回はその中から、主要ソーシャルメディアの加入状況をグラフ化と考察を行うことにした(【Teens, kindness and cruelty on social network sites】)。

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調査対象母集団に関する詳細は2011年11月20日に掲載した【ツイッター利用率は16%・SNSは78%…米の子供達のソーシャルメディア利用率をグラフ化してみる】で解説済みなので、そちらで確認してほしい。

まずは主要ソーシャルメディアの加入状況を。例示されたソーシャルメディアのうち、1つだけ加入(アカウントを所有)している人と2つ以上加入している人それぞれに、該当するソーシャルメディアを答えてもらったのが次のグラフ。1つのみでは89%、2つ以上では99%とほぼ全員がFacebookのアカウントを保有している。

↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(一部略、それぞれの区分該当者に占める比率、「2つ以上-」は複数回答)
↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(一部略、それぞれの区分該当者に占める比率、「2つ以上-」は複数回答)

複数のソーシャルメディアにまたがる人は「まずFacebookありき」なことが分かる。表現を変えれば「Facebookか、Facebookにプラスα」。衰退傾向にあるMySpaceだが、「Facebookと一緒に」といった形で、すでにサイドメニュー的扱い。ツイッターもそれなりに使われているが、「ツイッターのみ」という使われ方はほぼ皆無(資料では「<1」と1%未満であることが表記されているため、ゼロではない)。

これを18歳以上の「大人」と比較したのが次のグラフ。

↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(それぞれの年齢区分でソーシャルメディアのいずれかに入っている人に対する比率)
↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(それぞれの年齢区分でソーシャルメディアのいずれかに入っている人に対する比率)

半ば以上ビジネス用途として使われるLinkedInが子供の間では使われていないのは当然の話だが、それ以外ではほぼ同じような加入傾向を示している、むしろ子供の方が加入性向が高いのは興味深い。LinkedInの利用者分が他のソーシャルメディアから減ったという、やや乱暴な考え方をすれば、子供も大人もソーシャルメディアの選択性向に大きな違いは無い、と考えてよい。



今件は「ソーシャルメディアユーザー」に対する比率。そこで「ソーシャルメディアユーザーは78%」という前提を用い、「調査母体全体(インターネット利用者も、そうでない人も合わせた母体)」に占める主要ソーシャルメディアの加入状況を算出してみた。整数値までの比率を掛け合わせたので精度が荒く、あくまでも概算値でしかないが、現状の把握はできる。

↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(米12-17歳、概算値)
↑ ソーシャルメディアのアカウント取得性向(米12-17歳、概算値)

子供の3/4がFacebook、10人に1人がツイッターのアカウントを持っている。アメリカのソーシャルメディア事情を推し量るには十分な値であると共に、改めて各ソーシャルメディアの浸透率の高さには驚かざるを得ない。


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