ツイッター利用率は16%・SNSは78%…米の子供達のソーシャルメディア利用率
2011/11/20 19:30


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今調査のうち、子供に対する調査は2011年4月19日から7月14日にかけて、アメリカ国内に住む12-17歳の子供(799人、うちインターネット利用者は770人)とその保護者に対し、英語とスペイン語を用いた電話インタビューによって行われた。大人のデータは2011年7月25日から8月26日にかけて18歳以上の男女・携帯電話経由者916人を含む2260人に対し、英語・スペイン語による電話インタビューで行われている。また「ソーシャルメディアユーザー」とは、「ソーシャルネットワークやツイッターを使っている」と報告した人と定義する(子供の場合、623人・調査母体全体の78.0%が該当する)。さらに両調査の調査結果は国勢調査などのデータによって、ウェイトバックがかけられた数字を使用している。
まずはソーシャルメディアの利用性向。FacebookやMySpaceなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と、ツイッターの2項目について経年データを記したのが次のグラフ。横軸の時間軸は均等期間区割りでは無いことに注意してほしい。

↑ ソーシャルメディア利用性向(米12-17歳、インターネット利用者対象)
ツイッターは直近で16%、SNSは80%。ツイッターはともかく(全2回しか調査していないので)、SNSは確実に、若年層間でも利用率の高まりを見せている。今データはインターネット利用者対象だが、上記にもあるように調査母体の該当者は97.5%なので、調査母体全体でもほぼ同率と見なして問題は無い(一応概算すると、ツイッター16%・SNSは78%となる)。
次に各種属性別に動向を見ることにする。モバイル系インターネットサービスによく見られる傾向「女性の方が利用率が高い」が、今件データでも確認できる。

↑ ソーシャルメディア利用性向(米12-17歳、インターネット利用者限定、2011年7月)
特にツイッターでは男女間の差異は大きく、利用率は2倍近くにも達している。また、世代別では12-13歳の方が利用率が低いが、それでも女性(12-13歳)はすでに2割がツイッターを、2/3はSNSを利用していると回答している。ほぼ全員が対象のデータとしては、かなりの浸透度といえる。同時に、先日【パソコンの使い始めは平均3歳半…!? アメリカの幼児におけるデジタルアイテムの使い始め時期など】などでも触れた、アメリカにおける幼児期からのデジタルメディアへの浸透があらためて確認できる。
次回からはこのデータを主にベースとして(なぜならソーシャルメディア上でのやりとりがテーマだから)、話を進めていくことにしよう。
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