利用中は約1割・積極利用希望も1割ほど…新聞社の電子版新聞、使ってる?

2011/10/24 06:29

新聞熟読シニア層な人リサーチバンクは2011年10月19日、新聞購読に関する調査結果を発表した。それによると現在一部の新聞社が配信している、パソコンやスマートフォンなどで閲覧できる「新聞の電子版」について、利用したいと考えている人は6割近くに達することが分かった。1割強の人は積極的に利用したいと考えている。すでに利用中の人も1割近くいるが、一方で利用したくないという意見も3割を超えていた(【発表リリース】)。

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今調査は2011年10月1日から6日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200人。男女比は1対1、年齢階層比は10代から60代まで10歳区切りで均等割り当て。今件はインターネット経由での調査で、特に高齢者においては世間全般と比べて、紙媒体周りの回答が少なめに出る可能性がある。

今調査母体で紙媒体の新聞購読者であるか否かを聞いたところ、定期的にほぼ毎日購入している人は5割前後、時々購入している人は1/4程度、合わせて7割強の人が「新聞購読者」と答える結果となった。逆にいえば3割近くが「紙の新聞は読んでいない」ということになる。

↑ 普段から新聞(紙媒体)を読んでいるか
↑ 普段から新聞(紙媒体)を読んでいるか(再録)

なぜ読まないか、その理由は「インターネットやテレビのニュースで十分」とする意見が多数に及んでいた。

↑ なぜ新聞(紙媒体)を読まないのか(複数回答)(新聞非購読者限定)
↑ なぜ新聞(紙媒体)を読まないのか(複数回答)(新聞非購読者限定)(再録)

それでは紙媒体では無く、現在一部新聞社が配信している、新聞の電子版ならどのような反応を示すだろうか。「電子版新聞」(紙新聞の一部をダイジェスト的に配信している「現状無料公開の新聞社公式サイト」ではなく、紙新聞のほぼすべてを(場合によっては見せ方も同じまま)配信するものを意味する)への対応は新聞社によってまちまちだが、例えば日経新聞の場合は【日経新聞、完全収録な「電子版日本経済新聞(Web刊)」創刊へ・Web版のみは月4000円】でも解説しているように、紙新聞とのセットで購読すると割安になる特典などを設けている。また最近ではスマートフォンやタブレット機のように、表示面積が大きいモバイル機器の普及率も上昇中で、これらの機種に対応するサービスも出てきている。

これらの「電子版新聞」を購読したいか否かを聞いたところ、9.7%はすでに購読利用中と答えた。

↑ PCやスマートフォンで展開中の、新聞の電子版を利用したいか
↑ PCやスマートフォンで展開中の、新聞の電子版を利用したいか

ほぼ同率の11.8%は積極的に「利用したい」と答えており、将来的に利用率が2倍前後にまで膨らむ可能性を見せている。そして5割近くは「機会があれば」の前提がついているものの好意的な印象を持っている。否定的意見は32.1%でしかない。

元資料では「どうすれば電子版新聞を利用するか」に関する調査項目は無い。ただし具体的な意見の中に「スマホ版はスクラップ機能も充実、ネットニュースよりもおもしろそうで興味がある」といった、「紙新聞と同じ情報量で、紙新聞以上の便利な機能を有し、一般のネットニュース以上の価値を見出している」人もいる。機能と情報量に期待している点から察するに、やはり問題はコストパフォーマンスと操作性にあるのかもしれない。


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