ネット通販は30代世帯が一番多用……二人以上世帯のコンビニ・デパート・ネット通販でのお金の使われ方内訳(最新)

2021/09/06 03:22

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2021-0831総務省統計局は2021年5月18日までに【2019年全国家計構造調査】の主要調査結果を発表した。二人以上の世帯(住居や生計をともにしている二人以上の集まり)の日常生活を金銭面から推し量ることができる、貴重な資料・データが多数盛り込まれている。今回はその公開値を基に、「コンビニ、百貨店(=デパート)、インターネット通販に的を絞り、日常生活の買物の主要項目で、どれだけそれらのお店・購入ルートに頼っているか」に関して確認をしていく。要は【一人暮らしの日常生活、どこで何を買っているのか…単身世帯のコンビニ・デパート・ネット通販でのお金の使われ方内訳(最新)】の二人以上世帯版である。

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今調査の調査要目は先行記事【食費の割合が減り、家賃負担が増加…一人暮らしをする若者のお金の使い道の実情(最新)】を参照のこと。

今回確認するのは二人以上世帯(勤労者世帯だけでなく年金生活者世帯も含まれることに注意)における世帯主の年齢階層別による、消費支出全体や主要用品区分毎の全体支出額のうち、どれ位の金額の割合を、該当店舗で消費しているかについて。例えば、コンビニで29歳以下世帯の食料の値は7.1%が示されているが、これは世帯主の年齢が29歳以下の世帯が、1か月に消費する食料関係費のうち7.1%をコンビニで購入している計算となる。

まずはコンビニ。

↑ 購入先全体に占めるコンビニの割合(二人以上世帯、年齢階層別・品目別)(2019年)
↑ 購入先全体に占めるコンビニの割合(二人以上世帯、年齢階層別・品目別)(2019年)

縦軸の区切りが1%単位で、最大でも7.1%までしかないことから、二人以上世帯におけるコンビニへの傾注度はさほど高くないことが分かる。しかもおおよそ世帯主の年齢とともに値は減り、「高齢世帯のコンビニ離れ」傾向が確認できる。

各品目中では食料と諸雑費がやや高め。分かりにくいのが諸雑費。区分を解説する【支出分類】によれば諸雑費とは、

・床屋や美容院代
・理美容品(化粧品など含む)
・身の回り品(かばん、装飾品など)
・たばこ
・冠婚葬祭の各経費
・各種振込手数料

などが該当する。世帯主年齢階層の違いであまり値が落ちていないこと、商品単価が高いことなどから察するに、そして内部詳細実データからも確認できる通り(グラフ化は略)、諸雑費の多くはたばこによるもの。

続いて百貨店。これは前述したように、内容的にはデパートと変わりない。

↑ 購入先全体に占める百貨店の割合(二人以上世帯、年齢階層別・品目別)(2019年)
↑ 購入先全体に占める百貨店の割合(二人以上世帯、年齢階層別・品目別)(2019年)

全般的に被服および履物の値が高い。特に世帯主が60代以降の世帯では2割以上を百貨店で消費している計算になる。毎月のデパート売上レポートでは被服関係の売上減少が問題視されているが、それでも二人以上世帯、特に高齢層には頼りにされているのが分かる。また30代では諸雑費の割合がやや高めだが、化粧品や装飾品の購入が該当すると見てよい(世代を問わずに百貨店で購入割合の高い品目上位を見ると、「理美容用品」「化粧品」「身の回り用品」「かばん類」「装飾具」などが確認できる)。

最後にインターネット通販。

↑ 購入先全体に占めるインターネット通販の割合(二人以上世帯、年齢階層別・品目別)(2019年)
↑ 購入先全体に占めるインターネット通販の割合(二人以上世帯、年齢階層別・品目別)(2019年)

まず注目してほしいのは消費支出全体。若年層ほど高い値を示している。インターネットそのものの普及率、利用度合い、傾注度が、そのままインターネット通販の利用にも反映されている形だ。

他方、家具・家事用品が30代世帯では11.5%と年齢階層別で一番高い値を示しているが、これは育児用品の調達に利用しているのだろう。詳細値を確認すると、「家庭用耐久財」「家事用耐久財」「家事雑貨」「家事用消耗品」への支出金額が大きく(グラフ化は略)、日々の生活の支えとして縦横無尽に利用していることがうかがえる。



今回は当サイトでよく取り上げられる「コンビニ」「百貨店(=デパート)」「インターネット通販」の3つの流通ルートにおいて、「二人以上世帯」の消費性向の確認をした。夫婦世帯などにおける各ルートでの購入スタイルの傾向そのものはもちろん、先の一人暮らし版との比較も合わせ、今回のデータは色々な点で役立つこととなる。特に若年世帯と高齢世帯の差異は、それぞれの購入販路模索の上でも非常に有益に違いない。


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