夫婦世帯の買物はスーパー中心…二人以上世帯の買物先の実情(最新)

2021/09/04 03:14

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2021-0830総務省統計局は2021年5月18日までに【2019年全国家計構造調査】の主要調査結果を発表した。二人以上の世帯(住居や生計をともにしている二人以上の集まり)の日常生活を金銭面から推し量ることができる、貴重な資料・データが多数盛り込まれている。今回はこの公開値を用い、「どの種類のお店でお金を費やすか」に関して検証をしていくことにする。要は【「高齢単身者のコンビニ離れ」…一人暮らしでの買物先の実情(最新)】の二人以上世帯・世帯主の年齢階層別版な次第である。

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今調査の調査要目は先行記事【食費の割合が減り、家賃負担が増加…一人暮らしをする若者のお金の使い道の実情(最新)】を参照のこと。

今回精査するのは世帯主の年齢階層別における、消費支出金額の内訳を、購入先で区分したもの。要は「どこでどれだけの金額を使ったか」。ちなみに「消費支出」とは税金や社会保険料をのぞいた「世帯を維持していくために必要な支出」を意味する。また「百貨店」は元資料上の区分名で、今サイトでよく取り上げている「デパート」とほぼ同じ形態店舗を意味する。なお「その他」項目を除いて各値を再計算しているが、その理由は【「高齢単身者のコンビニ離れ」…一人暮らしでの買物先の実情(最新)】を参照のこと。

↑ 消費支出金額購入先割合(二人以上世帯、年齢階層別、「その他」を除いて再計算)(2019年)
↑ 消費支出金額購入先割合(二人以上世帯、年齢階層別、「その他」を除いて再計算)(2019年)

いずれの年齢階層でも「スーパー」を利用する割合が一番多い点では変わらない。しかし他の点ではいくつかの違いが見えてくる。主だったものを箇条書きにすると、

・どの年齢階層でも購入先として「スーパー」「一般小売店」「量販店」の順位は同じ。

・「コンビニ」は若年層ほど多く利用している。

・「量販店」は中年層の利用率が高い。商品運搬時の労力が関係しているものと考えられる。また大量の商品を一度に必要する(子供がいる世帯が多く、その場合は消費量が多くなる)のも一因だろう。

・「百貨店」は高齢層の方が利用率は高め。

・「一般小売店」は若年層の利用率が高め。

・「スーパー」は高齢層ほどよく使う傾向がある。

・「ネット通販」は若年層ほど、「ネット以外の通販」は高齢層ほど利用率が高い。

などが挙げられる。

興味深いのは「コンビニ」の項目。若年層ほど利用割合が高いものの、29歳以下でも7.0%でしかない。やはり二人以上の世帯ともなると、一度の買い物における購入量も多くなるため、「まとまった量を購入できる」「安上がりで済む」ことが優先される。その観点で「コンビニ」は敬遠されてしまうのだろう。


■関連記事:
【百貨店 衣料品客離れていく 行き着く先はモールとネットに】
【エンゲル係数の推移(家計調査報告(家計収支編))(最新)】

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