身近にあるモノが別の道具に見えてくるダイビングコースの広告
2011/10/16 06:23


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↑ 商店街などの壁などに配された消火器がダイバーの酸素ボンベに早変わり
これはブラジルの【全国工業関係職業訓練機関(SENAI:SERVICO NACIONAL DE APRENDIZAGEM INDUSTRIAL))】が、ダイビングコースを開設した際に、その公知のために行ったプロモーション。商店街など人通りの多い場所に配された消火器の下地部分に、ダイバーの影絵を描いている。そしてそのダイバーの泡の部分にはポルトガル語で「SENAIによるプロのダイビングコースですヨ」という勧誘のメッセージ。
普段視界に入るばかりで気にも留めない「消火器」を「ダイバーの酸素ボンベ」になぞらえることで、見る人に注意を払わせるようにし、「なるほど」感と共に深い印象を与えることができる。確かに形は非常によく似ている。
元々消火器が配されていた壁全体を塗るわけにはいかないので、逆にダイバーの影自身を海(を想像させる濃い青)色で描いている。これにより、海中で泳ぐダイバーの姿を想像させるのも巧みなアイディア。

↑ 別のパターンと泡の中身
建造物の所有者の許可が必要なのはもちろんだが、わざわざポスターを貼る場所を探す必要も無く、立体的な演出を見せることができる。さらには防災面でも、消火器の場所をあらためて多くの人に認知させるという、嬉しいオマケ的効果まで得ることが出来る。非常に賢いやり方として、称賛に値する手法といえよう。
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