電子レンジ所有率は9割超・大半はオーブンやトースター機能付き

2011/10/14 12:00

電子レンジマイボイスコムは2011年9月27日、電子レンジに関する調査結果を発表した。それによると調査母体において、電子レンジを保有している人は9割強に達していた。そのうち約1/4は単純な電子レンジ機能のみのタイプだが、一方で1割強は「スチームオーブンレンジ」(空気では無く高温の過熱水蒸気を使って調理を行うレンジ)を所有している。6年前の前回調査時と比べると、「電子レンジ機能のみ」「スチームオーブンレンジ」の所有比率がそれぞれ増加しており、電子レンジも多様化が進んでいることが分かる(【発表リリース】)。

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今調査は2011年9月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2137人。男女比は47対53、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代29%・40代32%・50歳以上27%。なおグラフに反映されている回答値は計測値に、2010年3月の住民基本台帳の性別・世代別人口構成比に合わせてウェイトバックが行われている。

調理が楽になるだけでなく、加熱・解凍が気軽にできることから「食品の保存」という観点でも、食生活の可能性を大いに飛躍させた電子レンジ。今夏は節電との絡みもあって省エネタイプに注目が集まると共に、利用スタイルそのものも見直されることになった(【電子レンジの節電方法をまとめてみる】)が、有益であらゆる世帯に重宝され得る家電には違いない。

その電子レンジの所有状況を尋ねたのが次のグラフ。6年前の前回調査と同様に、「未保有」の回答は誤差のレベルでしかない。ほとんどの人が何らかのタイプを保有している。

↑ 所有電子レンジのタイプ
↑ 所有電子レンジのタイプ

興味深いのは6年の間に「オープン・トースター機能付き」所有率が下がり、「単純な電子レンジ機能のみ」タイプと「スチームオーブンレンジ」タイプの所有率が上がっていること。特に後者は5倍近くにも増加しており、普及が大いに促進されたことがうかがえる。健康増進を求める声が増えていること、電子レンジの価格もシンプルな商品なら1万円でお釣りが来るほどにまで値が落ちていることもあり、「身体に優しい(感じがする)、本格的なスチームオーブンレンジを使いたい」とする健康志向派と、「解凍や保温などの単純調理でOK」とする割り切り派が増加し、電子レンジの所有率にも反映されたものと思われる。

では具体的に、所有している電子レンジにはどのような機能が付いているのか。

↑ 時間指定で温める以外にどのような機能がついているか(電子レンジ所有者限定、複数回答)
↑ 時間指定で温める以外にどのような機能がついているか(電子レンジ所有者限定、複数回答)

半数超えは「生解凍・半解凍」「飲み物温め」。いわゆる「単純な電子レンジ機能のみ」タイプでも実装されているもので、「ちょうどよい温度に自動で温め」も合わせ、これらの機能があれば冷凍食品の利用やホットドリンクを創るなど、(メイン機能の「時間指定で温める」とあわせ)必要最小限のニーズは満たせることになる。

電子レンジ「お菓子・パン作り」や「トースト」あたりになると、さすがに「電子レンジ機能のみ」では難しくなるが、それでも4割近い回答率がある。パンやお菓子を自作・焼き上げる需要の大きさが見て取れる。

以下「焼き物」「蒸し物」「揚げ物」など「あれば便利、かも」という機能が続くものの、実装率はさほど高くない。使われる頻度が低く、需要も大きくないのなら、価格つり上げの要因となるものをわざわざ付けるまでもない、というメーカー側の配慮かもしれない。

あるいは今件は「市場に出回っている電子レンジ」ではなく「所有している電子レンジ」の実態なので、利用者側のニーズを半ば反映しているともいえよう。自分が使うつもりの無い機能を山ほど積み、その分高い値段の電子レンジを買うとは思えないからだ。

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