「禁煙しようかな」と思う喫煙者は約半数、そのうち8割は「今すぐにでも」

2011/10/12 06:36

禁煙ファイザーは2011年9月27日、喫煙者の追跡調査結果を発表した。それによると2010年10月のたばこ税増税・たばこ値上げ直前に喫煙していた調査母体で、現在も喫煙中であり「絶対に禁煙しない」と堅い意思を持つ人以外においては、半数近い人が「禁煙したい」と考えていることが分かった。そのうち8割ほどは「”今すぐにでも”禁煙を試みたい」と考えている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年8月から9月に行われた調査(【喫煙者の38.2%がたばこ値上げ当日の時点で禁煙に挑戦】など)の回答者、つまり2010年8月-9月の時点で喫煙者だった9400人(各都道府県男女/各100人、計200人)当人に対して再びインターネット経由で2011年8月24日から8月30日にかけて行われた追跡調査で、有効回答数は6713人。47都道府県別にそれぞれ120-162人が回答している。

2010年10月からたばこ税の大幅な引き上げ・たばこ価格の値上げが行われた(【たばこ税の推移をグラフ化してみる】)。その直前に喫煙者だった人が、値上げからほぼ1年が経過した現時点でどのような喫煙上の変化を見せているのかについて確認するのが、今回の調査の主旨。現調査母体の現況を把握しやすくするため、喫煙周りの過程も合わせて表現したのが次の表。

↑ 今調査母体における、現在の喫煙・禁煙状況(過程も含めて。上は人数、下は各区分内における比率)
↑ 今調査母体における、現在の喫煙・禁煙状況(過程も含めて。上は人数、下は各区分内における比率)(再録)

また【喫煙者に聞いた「何があれば禁煙する?」トップは健康、そして更なる値上げ】にもあるが、現在も喫煙中の人のうち8.8%は「何があっても禁煙しない」と答えており、逆に残りの91.2%は何らかのきっかけがあれば禁煙を試みても良いと考えている。

↑ 今後どのようなきっかけがあれば禁煙しようと「思う」か(複数回答、現在喫煙者)
↑ 今後どのようなきっかけがあれば禁煙しようと「思う」か(複数回答、現在喫煙者)(再録)

それではその91.2%の人達に「今すぐにでも禁煙に挑戦したいか」と尋ねた結果が次のグラフ。4割近くは「今すぐ禁煙にチャレンジしたい」、6割は「(今すぐには)禁煙はしたくない」と答えている。

↑ 今すぐにでも禁煙に挑戦したいか(現在喫煙者で「何があっても禁煙しない」と回答した人以外)
↑ 今すぐにでも禁煙に挑戦したいか(現在喫煙者で「何があっても禁煙しない」と回答した人以外)

さらにここで「挑戦したくない」と答えた60.6%に、「ならば今すぐでは無く、今後一年以内ならば禁煙に挑戦したいか」と開始時期制限を緩めて再度聞いたところ、16.2%が「(一年以内に開始なら)禁煙をしても良い」と回答した。

↑ 今後1年以内に禁煙に挑戦したいか(現在喫煙者で「何があっても禁煙しない」と回答した人以外で、「今すぐには」禁煙に挑戦したくは無いと回答した人)
↑ 今後1年以内に禁煙に挑戦したいか(現在喫煙者で「何があっても禁煙しない」と回答した人以外で、「今すぐには」禁煙に挑戦したくは無いと回答した人)

実際、最長一年という猶予期間を経た上で本当に禁煙を始められるかは不明で、「すぐに始めたい」との人よりは意思が弱いものの、禁煙思考を持っていることは確認できる。

そこでこの2つの結果を掛け合わせ、「現在喫煙者」のうち「何があっても喫煙しない」人以外で、「今すぐ-一年以内に禁煙にチャレンジしてみたい」人の割合を計算したのが次のグラフ。

↑ 今後禁煙に挑戦したいか(現在喫煙者で「何があっても禁煙しない」と回答した人以外対象)
↑ 今後禁煙に挑戦したいか(現在喫煙者で「何があっても禁煙しない」と回答した人以外対象)

現在喫煙者のうち半数近くは「(今すぐも含め)一年以内のうちに禁煙を始めたい」と考えていることになる。これには周囲環境の変化、例えばたばこのさらなる値上げなどは考慮に入っていないので、状況によってはもう少し上乗せされる可能性もある。

一番上の表にもある通り、禁煙成功率は約1割強。それを勘案すれば、「現在喫煙者のうち一年後に禁煙し続けている人」は大体5%くらい(50%×10%=5%)と見ればよいだろうか。

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