禁煙者、良かったことは「お金」と「ニオイ」、そして「健康」

2011/10/10 06:48

健康ファイザーは2011年9月27日、喫煙者の追跡調査結果を発表した。それによると2010年10月のたばこ税増税・たばこ値上げ直前に喫煙していた調査母体のうち、現在禁煙出来ている人において、禁煙したことでもっともメリットとなったのは「金銭的に節約できた」ことだった。回答者の4割近い人が同意を示している。一方で禁煙できた人の6割以上の人が、今でも「時々」「しばしば」喫煙したい衝動に駆られると答えている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年8月から9月に行われた調査(【喫煙者の38.2%がたばこ値上げ当日の時点で禁煙に挑戦】など)の回答者、つまり2010年8月-9月の時点で喫煙者だった9400人(各都道府県男女/各100人、計200人)当人に対して再びインターネット経由で2011年8月24日から8月30日にかけて行われた追跡調査で、有効回答数は6713人。47都道府県別にそれぞれ120-162人が回答している。

2010年10月からたばこ税の大幅な引き上げ・たばこ価格の値上げが行われた(【たばこ税の推移をグラフ化してみる】)。その直前に喫煙者だった人が、値上げからほぼ1年が経過した現時点でどのような喫煙上の変化を見せているのかについて確認するのが、今回の調査の主旨。現調査母体の現況を把握しやすくするため、喫煙周りの過程も合わせて表現したのが次の表。

↑ 今調査母体における、現在の喫煙・禁煙状況(過程も含めて。上は人数、下は各区分内における比率)
↑ 今調査母体における、現在の喫煙・禁煙状況(過程も含めて。上は人数、下は各区分内における比率)(再録)

現時点では禁煙挑戦者の38.5%、調査母体全体に対しては13.5%が禁煙状態にある。

この人達に「禁煙してもっともよかったことは何か」について、用意した選択肢の中から一つだけ選んでもらったところ、最多回答率を得たのは「金銭的に節約できた」で38.1%に達していた。

↑ 禁煙してもっとも良かったこと(禁煙成功者)
↑ 禁煙してもっとも良かったこと(禁煙成功者)

逆に考えれば、喫煙者にとってたばこ代はそれなりに大きな金銭的負担だったことが分かる。現在の通常のたばこは1箱410円。それを毎日1箱ずつ吸うと仮定すれば、一か月で1万2000円強。これが禁煙で浮くとなれば、決して小さいものではない。

次いで大きく回答率は落ちるが、「髪や服につくにおいが気にならなくなった」が17.0%で第二位。男女別回答率は公開されていないものの、恐らくは女性陣の方が高い値を示したものと思われる。そして第三位には「体調が良くなった」。

以上、メリットは「金銭」がトップで「周囲への配慮」(においは自分自身よりむしろ周囲への気遣いが主なものになる)、そして「健康」の順となる。これは先に【喫煙者に聞いた「何があれば禁煙する?」トップは健康、そして更なる値上げ】で挙げた、喫煙者の禁煙行動へのトリガーとなる上位項目「健康」「金銭」と重なる部分が多く、しかも喫煙者本人に関する事項という観点でも共通している。禁煙を維持するにしても、喫煙から離れる決意を固めるにしても、「喫煙者本人」で「健康」と「お金」の点で、メリットがあることへの強い認識が重要な要素となる。

ただし禁煙を果たした今でも、6割の禁煙者は喫煙衝動に駆られることがあると答えている。

↑ 今でも喫煙したいと思う事は(禁煙者限定)
↑ 今でも喫煙したいと思う事は(禁煙者限定)

禁煙失敗者の失敗事由の上位は「イライラに耐えられない」「ストレス解消」。精神的不安定さが喫煙衝動を呼び起こすと推定される。禁煙で得られたメリット「金銭」「周囲への配慮」「健康」を上手に活かし、間接的に再喫煙の誘惑から逃れてほしいものである。

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