高齢者の介護放棄などの傾向・チェックリスト

2011/10/07 12:00

高齢者【全国勢調査90年分の子供・成人・老人比率推移をグラフ化してみる】などにもあるように日本では急速に高齢化が進んでいるが、これは日本に限った話では無く、【「こどもの日」にちなんだデータをグラフ化してみる(世界編)】などで触れているように、いわゆる「先進国病」な話。そしてアメリカでも高齢化社会の到来と共に、高齢者に対する意図的な介護放棄などの社会問題が発生しつつある。アメリカの【高齢化対策局(AOA、the U.S. Administration on Aging)】【HealthDay】を介して、身体を思う通りに動かすことが困難、あるいは自分の意思通りに活動するのが難しい高齢者に対する、介護放棄などの問題について、次のような前兆・徴候があると警告を発している。第三者の目から見て対象となる高齢者がこのような状況・傾向を示していた場合、直接介護をしている人から虐待、介護の放棄などの「仕打ち」を受けている可能性があるというものだ。

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・あざ、骨折、皮膚上のやけどや傷などの跡をはじめとした、身体上に物理的なダメージを受けた痕跡。

・引きこもりの様相を見せたり、落ち込むようになったり、注意力や機敏さを失ったりといった、行動上・性格上の(突然の)変化。

・経済上の突然かつ予想され得ぬ変化(ほぼ「貧困化」を意味する)。これは介護者などが高齢者を搾取している可能性を示している。

・理由が判明しない体重の減少、床ずれ、個人衛生上の欠如が確認される。

・脅迫を受けたり馬鹿にされたりした時に生じる怯え、恐れを示すような反応。

・介護者と高齢者本人間に口論が頻発し、両者間の緊迫感が把握できる。

今件はあくまでもアメリカの行政機関によるものだが、日本でも大きな違いは無く、十分に使えるチェックリストといえる。

確認した第三者が関係者だった場合(例えば介護者が介護業者で、確認者が高齢者の子供。介護者と確認者双方が高齢者の親族)、何らかの対応を取る必要が生じる。そのまま放置していては、想定される状況が事実だった際に、悪化は容易に想像できるからだ(そしてもちろんそれは、望ましい話ではない)。一方確認者が他人の場合は、対応が難しくなる。この場合は素直に行政機関に相談・連絡することをお勧めしたい。

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