ローソンの「プレミアムモカのロールケーキ」

2011/09/27 19:35

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ローソンの「プレミアムモカのロールケーキ」Garbage Shot」第百六十一回。今回は先に【ローソンから「モカ」「芋三昧」2種類のプレミアムロールケーキ登場】で紹介した、[ローソン(2651)]で2011年9月27日から発売の、スイーツブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」の「プレミアムモカのロールケーキ」。同社の「ロールケーキ」シリーズでは第21弾の商品。


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今回もいつも通り、いきつけのローソンに足を運び、この新作ロールケーキを確認。早速調達する。

プレミアムモカのロールケーキ
↑ プレミアムモカのロールケーキ

商品棚のプレート部分には、いつものように価格が描かれている。今回はシックなイメージを演出するためか、棚の上部には静かなコーヒータイムをイメージするような一枚板の広告プレートが配され、そして正面には専用の持ち帰り用袋を提供するとの告知プレートが貼られていた。前回の「プレミアム和栗のロールケーキ」とは打って変わったイメージチェンジに、少々驚く。

今回も以前の「プレミアム宇治抹茶と黒胡麻のロールケーキ(丹波篠山産黒豆入り)」とは異なり、ごく普通の透明なパッケージ。色はモカをイメージさせる薄茶色がベース。棚全体のカラーがこの色で統一されており、秋の落ち着いた雰囲気を演出させる。

早速自宅に戻って買物袋から出してみる。

プレミアムモカのロールケーキ
↑ プレミアムモカのロールケーキ

ローソンの「プレミアムモカのロールケーキ」プレート部分今回の「プレミアムモカのロールケーキ」でも、パッケージ写真からお分かりの通り「価格表記が無い」。これは専門店のスイーツのような見た目にするためのもの。代わりに上・右の写真のように、価格を陳列棚のネームプレートなどに明記してある。商品に値札をつけず、プレゼントなどへの配慮を行うスタイルはローソン側の配慮、ターゲットとする顧客層の拡大の模索、さらには間接的な商品の活用方法の提案の動きである(右上にキャンペーンのシールが貼ってあるが、これは容易にはがせる)。また、今回の写真で確認できるように、贈り物として用いるために使える「専用の持ち帰り用袋」も用意されており、これもまた「高級志向な提案型スイーツシリーズの展開」のアプローチの一つといえる。

スペックは、重量が正味63グラム、厚さ25ミリ・直径90ミリ。内部のクリーム部分は直径60ミリほど。栄養成分はカロリーが240Kcal、脂質18.80グラム、ナトリウム45mg。前回の「プレミアム和栗のロールケーキ」と比べて、持った時にやや軽さを覚えたが、やはり重量の点でその違いが確認できた。

製造元は毎度おなじみの【コスモフーズ】【商品一覧】を見たところ、久々に商品概要が掲載されていた。それによると、

モカコーヒーを混ぜ、香りが特徴のスポンジ。クリームは純生クリームにモカコーヒーを混ぜ、コーヒーの香りと苦みにこだわったロールケーキとなっております。

とあり、先のローソン発リリースと同様のポイントが強調されている。

袋を開けて中身を取り出すと、容器の中にさらに薄いビニール製のカップが用意されていて、その中に「プレミアムモカのロールケーキ」が顔をのぞかせる。それと同時に、クリームの甘さとモカのほろ苦さがミックスされた香りが鼻を心地よくくすぐる。

100円ショップやスーパーなどで普通に売っている太巻きのロールケーキは、あくまでもスポンジケーキがメインの素材。クリームは巻かれたケーキの間に入っている「つなぎ」「接着剤」ともいえる。しかしこの「プレミアムロールケーキ」シリーズは、普通のロールケーキと表現するより、「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」という言い回しがよく似合う。それだけクリームの立ち位置が強い。スポンジ生地は添え物、クリームをメインディッシュとして展開するための、しかしそれゆえに大切な脇役ともいえる。

今回の「プレミアムモカのロールケーキ」もまた、その両者の立ち位置は変わらない。最近ではコンビニ系列のお店で販売される「ロールケーキ」といえば太巻きのではなく、この「スポンジケーキで包んだ、たっぷりの生クリーム」的なロールケーキが代表格とすらなりつつある。それだけこのスタイルが浸透したのだな、と再確認させられると共に、コンビニのスイーツブームの先駆けとなった『プレミアムロールケーキ』シリーズの底力を再確認させられる。

プレミアムモカのロールケーキ
↑ プレミアムモカのロールケーキ

肝心の味わい。前回の「プレミアム和栗のロールケーキ」と異なり生地にもクリームにも具は無いため、見た目は極めてシンプルなロールケーキ。定番・常時発売の「プレミアムチョコロールケーキ」の、色がやや薄いバージョンのようにも見える。しかしその味わいは、封を開けた時に鼻孔が記憶した「モカコーヒーの苦味」を口の中で力強く再現させ、「大人のスイーツ」であることを再確認させてくれる。それはまるで、ほろ苦い珈琲ゼリーを食べているような感じだ。そしてスプーンに一口分をすくって口におさめるたびに、クリームと生地双方から香り立つモカの存在感に、物静かな秋の到来さえ覚えてしまう。

こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ
↑ こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ

価格は190円と、比較的シンプルな構成のためか、昨今の期間限定品と比べるとややお値打ち。その分味わいもスマートかつストレートなものとなっているが、モカの素の味わいが素直に出ており、好感は持てる。春でも夏でも冬でもなく、秋のこの時期だからこそともいえる、落ち着いた情景にマッチする「プレミアムモカのロールケーキ」。午後のひとときにいかがだろうか。


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