世界の粗鋼生産量上位企業をグラフ化してみる(2010年版)

2011/09/24 06:46

粗鋼先に【新会社名は「新日鐵住金」…新日本製鐵と住友金属工業が2012年10月に経営統合・基本契約を締結】で伝えたように、日本国内では粗鋼生産量トップの鉄鋼メーカー【新日本製鐵(5401)】と同第三位の【住友金属工業(5405)】は2011年9月22日、2012年10月1日を合併予定日とする経営統合の基本契約を締結した。その記事の中で各社の規模を示すために「世界の粗鋼生産量・企業ランキング」のグラフを呈したが、以前の記事のをそのまま流用したためデータが2009年時点のものとなっていた。今回はこれを最新のデータである2010年のものに差し替え、グラフを再構築することにしよう。

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データ取得元はWorld Steel Association(世界鉄鋼協会。世界的な鉄鋼業界団体)。この公式サイト内にある「鉄鋼の現状」を示すデータ一覧から、【worldsteel top producers 2010】を選択して内容を確認。前回のものと同じ要領でグラフを生成していく。

↑ 粗鋼生産量ランキング(2010年、100万トン)(WorldSteel Associationより)
↑ 粗鋼生産量ランキング(2010年、100万トン)(WorldSteel Associationより)

日本国内に限れば新日本製鉄、JFEスチール、住友金属工業の順。さらに今回の合併が果たされれば、アルセロール・ミッタルに続く世界第二位の規模の会社になることに違いは無い。

さてせっかくなので、昨年のデータと比較し、その差異を計算してみる。

↑ 粗鋼生産量ランキング(2010年、100万トン)(上位20位における昨年からの変移)(WorldSteel Associationより)
↑ 粗鋼生産量ランキング(2010年、100万トン)(上位20位における昨年からの変移)(WorldSteel Associationより)

粗鋼の生産量は経済動向と少なからぬ関係がある。直近では2007年をピークに2008年以降減少し、2009年から2010年にかけては景気回復の兆しを受け、多少ながらも戻しの動きを見せている。一方で直上のグラフで分かるように、大きく生産量を伸ばす(戻す)会社もあれば、横ばい、むしろマイナスに転じているところもあり、回復基調が業界全体に「一様に」生じているわけではないのが分かる。押し並べて同じような回復ぶりなら、このグラフも一つ目同様に、左から右にキレイなカーブを描くような形になるはずだからだ。

世界鉄鋼協会が9月20日に発表した最新のデータによれば(【August 2011 Crude Steel Production】)、全世界での2011年8月における生産量は前年同月比13.8%プラスの5880万トンと堅調な値を示している。いくばくかの順位変動は起きるだろうが、2011年分の「粗鋼生産量ランキング」もまた、似たような顔ぶれが揃い、堅調な値を示す事になるだろう。

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