「減少率では西日本の方が高い割合で」購読世帯減少…全国紙地域別世帯シェア動向

2011/09/21 06:28

先に【全国紙の地域別世帯シェアをグラフ化してみる(2010年下半期版)】【読売新聞社の広告ガイドページ中「全国紙の朝刊世帯普及率」】(一次ソースは日本ABC協会「新聞発行社レポート 普及率」2010年7月-12月平均データ)を元に、全国紙5紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)の地域別シェアをグラフ化した。その際「過去のデータとの比較云々」の件については機会があればとしたが、今回運よくそのデータを見つけることが出来たので、早速いくつかグラフ生成を試みることにする。

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データ取得元は以前【色んなサイトをタイムトラベル・「Wayback Machine」が装いも新たにβ版として新ドメインでスタート】で紹介した、ウェブサイトの過去の姿を確認できるサービス「WaybackMachine」。ここで該当するページ「全国紙の朝刊世帯普及率」のURLを検索したところ、2008年1-6月平均と2005年7-12月平均のデータを得ることができた。ところが後者は産経新聞の数字が無いため、単純比較が出来ない。そこで今回は2008年1-6月のデータを用いることにする。

まずは前回記事同様、「全国紙5紙の朝刊世帯普及率・単純合計値」を算出した上で、前回記事の結果との差異を計算し、グラフ化する。2年半の間に、全国都道府県別の、全国紙のすう勢がざっとではあるが把握できる。

↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率・単純合計値の変化(2008年1-6月から、2010年7-12月)(ポイント%)
↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率・単純合計値の変化(2008年1-6月から、2010年7-12月)(ポイント%)

今値はそれぞれの期間の世帯普及率合計を単純に差し引きした、変化値・ポイント%でしかないことに注意してほしい。その上で見ると、元々普及率の高かった関東・近畿、特に近畿地域で大きな減退が確認できる。唯一増加しているのは沖縄県だが、元々全国紙の普及率が低い(トップの日経新聞ですら1.17%でしかない)ので、誤差の範ちゅうともいえる。

これを単純な差し引きによる%ポイントでは無く、増減の変化率を算出したのが次のグラフ。例えばこのグラフでプラス100%なら、2008年1-6月から2010年7-12月の間に普及率が2倍に増加したことになる。

↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率・単純合計値の変化(2008年1-6月から、2010年7-12月)(変化率)
↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率・単純合計値の変化(2008年1-6月から、2010年7-12月)(変化率)

変化率で見ると、全般的に西日本の減退率が大きいのが分かる(沖縄は元々全国紙購読数・世帯比が少ないので、期間比で見ると跳ねてしまう)。地方紙に関する統計はないので言及は出来ないが、少なくとも全国紙朝刊においては、「数量的には大都市圏で」「減少率では西日本の方が高い割合で」購読世帯が減っているのが確認できる。

最後に各紙の全国単位での朝刊世帯普及率の変化をグラフ化しておく。

↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率(2期間の比較)
↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率(2期間の比較)

各紙とも減退しているが、特に毎日と産経が厳しい状態にあるのは、両紙の発行部数の減少ぶりと連動しており、当然の結果ともいえる。



本来ならこのようなデータは経年・定期的に取得したデータで比較すべきなのだが、今件はそれがかなわないため、とりあえず二期分のものでグラフの生成と動向のチェックを行った。今後掲載場所で定期的に更新が確認されれば逐次取得し、検証を行う事にしよう。

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