毎日新聞は西日本の方が強い…全国紙地域別世帯シェア動向(2010年下半期版)

2011/09/19 12:00

先に【「全国紙」の都道府県別トップシェア新聞を地図化してみる(2010年下半期版)】で全国紙の新聞における都道府県別シェアなどを分析したが、その後も今もってなお、【読売1000万部維持、毎日は前期比マイナス2.36%…新聞の発行部数などをグラフ化してみる(2010年後期分データ更新・半期分版)】を更新できるデータは、【読売新聞社の広告ガイドページ】上には掲載されていない。そこで今回は先の記事からの派生ということもあり、資料化も兼ねて、全国紙5紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)の地域別シェアなどを算出しグラフ化してみることにした。

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まずはざっくばらんに、ということで「全国紙5紙の朝刊世帯普及率」をそれぞれ算出し、単純に合計したものを都道府県別に列挙してみた。なお今回のデータは先の記事同様、日本ABC協会「新聞発行社レポート 普及率」2010年7月-12月平均データを一次ソースとしている(ことになる)。

↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率・単純合計値
↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率・単純合計値

グラフ中にも但し書きがあるが、「1世帯が複数の全国紙を購読している事例も多分にあるため、この値がそのまま『いずれかの全国紙を購読している世帯普及率』では無い」を表すわけではないことに注意してほしい。例えば奈良県なら100.0%とあるが、奈良県は全世帯がいずれかの全国紙を購読していることを意味しない。あくまでも「全国紙普及の指標」程度のものである。

とはいえ、多数の世帯が全国紙を複数定期購読しているという状況も想定しにくい。このグラフで高い値を示している地域(関東・近畿圏や山口県)ではやはり、先の記事において読売や毎日のシェア比率が高い結果が出ている。全国紙の普及実情と大きな違いはないだろう。

続いて全国を「北海道・東北」「関東」「中部」「近畿」「中国」「四国」「九州・沖縄」に区分し、それぞれの地域別に各新聞の朝刊世帯普及率を算出した。

↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率(地域別)
↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率(地域別)

元々普及率が高めの関東・近畿だが、特に読売と朝日が高い値を示しているのが分かる。一方、例えば毎日新聞は近畿や中国などの西日本の方が強い、朝日新聞では中部地域で読売以上の世帯普及率を誇っている、産経は関東と近畿で他地域より強めなど、地域特性や各新聞社の特徴などが見えてくる。

これについて見方を変え、各新聞社別にグラフを再構築したのが次の図。

↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率(新聞別)
↑ 全国紙5紙の朝刊世帯普及率(新聞別)

読売の強さは関東や近畿のような、人口密集地域での世帯普及率の高さにあることがひと目で分かる。朝日もそれに近い動きで、第二位の座にあるのも納得ができる。産経も傾向的には読売や朝日に近いのだが、絶対値があまりにも不足しており、今一歩及ばない感は否めない。



今件のようなグラフを見ると、過去との比較をしてみたくなるものだが、残念ながら当サイトでは同グラフの生成は初めてなので、過去のデータは存在しない。何らかの形で過去データを入手することができれば、比較をしてみることにしよう。

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