お一人な高齢者、女性は男性の2.5倍! 高齢者世帯の推移をグラフ化してみる(2010年分反映版)

2011/09/21 12:10

一人な高齢者厚生労働省は2011年7月12日、平成22年度版の「国民生活基礎調査の概況」を発表した。国民生活の基本事項を調査し、各行政の企画や運用に必要な資料を収集する目的で行われているものだが、極めて資料性の高いデータが豊富に盛り込まれている。今回はその中から「高齢者(65歳以上)”のみ”がいる世帯の家族構成分布」についての推移をグラフ化してみることにした(【発表ページ】)。

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今調査は2010年6月3日・7月15日にそれぞれ「世帯票・健康票・介護票」「所得票・貯蓄票」を配ることで行われたもので、本人記述・後日回収で集計されている(一部は密封回収)。回収出来たデータは世帯票が世帯票・健康票が22万8864世帯分、所得票・貯蓄票が2万6115世帯分、介護票が5912人分。なお1995年分は阪神・淡路大震災の影響で兵庫県の分はデータが取得されていない。

高齢者がいる世帯のうち、高齢者だけがいる世帯(つまり高齢者の子供や孫はいない世帯)を特に「高齢者世帯」と呼ぶ。この「高齢者世帯」の具体的な世帯数推移を示したのが次のグラフ。最新の2009年においては、男性のみ世帯1に対して、女性のみ世帯2.5、夫婦(共にお年寄り)のみ世帯が3.4の割合となっている。

↑ 世帯構造別にみた高齢者世帯数の年次推移(×千世帯)
↑ 世帯構造別にみた高齢者世帯数の年次推移(×千世帯)

この20年あまりの間(1986-2010年)に「高齢者世帯」そのものは4.3倍、男性のみの単独世帯に限れば5.8倍にまで増加した計算になる。増加率は男性単独世帯の方が多いが、絶対数は女性単独世帯の方が2.5倍ほどで、359万8000世帯にも及ぶ。これはひとえに女性の方が寿命が長いことを意味する。特に「夫婦のみ世帯」で相方に先立たれ、単独世帯になる人において、その傾向が強いと容易に想像できる(国勢調査の結果【自分の歳で結婚している人は何%? 未婚・既婚率などをグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)】もそれを裏付けている)。

それが確認できるのが次のグラフ。男女それぞれの単独世帯における、年齢階層構成比を示したものだが、明らかに男性よりも女性の方が高齢化が著しい。

↑ 単独世帯の構成割合(2010年)
↑ 単独世帯の構成割合(2010年)

例えば80歳以上で区切ると、男性は23.3%・女性は35.4%と、10強の開きがある。独り暮らしをしている高齢者のうち、男性は4人に1人・女性は3人に1人が80歳以上と表現を変えてみると、一人暮らしのお年寄りのリスクの高さが改めて認識できる。【バリアフリー、普及率は約半分。アパート・マンション少々低めか】でも示したようなバリアフリー化を含め、各種対策が急務であることはいうまでも無い。


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【お一人な高齢者、女性は男性の2.6倍! 高齢者世帯の推移をグラフ化してみる】

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