【更新】「転換点的な動き」の予兆か…海外投資家、7週連続の売り超し(11/09/05)

2011/09/16 06:37

東京証券取引所は2011年9月15日、2011年9月5日から9月9日(9月第1週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は3兆5741億6173万5000円なのに対し、買い総額は3兆0404億4921万7000円となり、差し引き5337億1251万8000円の売り超しとなった。これは先週から続いて7週連続の売り超しとなる。なお法人は買い超しを継続、個人は買い超しに転換、証券会社も買い超しに転じている([最新発表リリース、PDF])(※今件記事はすべて東証第一部のみに限定した値であることに注意)。

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9月5日から9月9日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……4223億5585万7000円/6493億2799万5000円(2269億7213万8000円買超)
・個人……8183億3249万1000円/8732億8697万5000円(549億5448万4000円買超)
・外国人……3兆5741億6173万5000円/3兆0404億4921万7000円(5337億1251万8000円売超)
・証券会社……825億6110万3000円/850億1548万0000円(24億5437万7000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

8月8日-8月12日……3224億0544万5000円売超
8月15日-19日……1596億5208万6000円売超
8月22日-26日……2158億3132万3000円売超
8月29日-9月2日……556億2873万2000円売超
9月5日-9日……5337億1251万8000円売超

該当週は先週に続き8月に入ってから生じている、日経平均株価における狭いレンジ間でのもみ合いの下層部分に該当している。8500円近辺まで下がると買いが入り多少は底上げされるが、国内外ともにリスク回避の流れが主流で、精々直近一か月では9100円を超えるのが限界。

為替動向も激しい変動ぶりで大きく値ぶれする場面も見受けられるが、それに伴い株価も振り回される状況が続いている。欧米、特に欧州方面の債務問題で改善の兆しが見られず、そのくすぶりが全体的な市場の軟調さを演出している感はある。

今回計測週では前回週売り超しの姿勢を見せていた部門のうち、外国人投資家以外の個人・証券会社は(東証一部に限れば)買い超しに転じた。その分外国人投資家の売り超し額が増加しており、前週の「何らかの転換点的な動き」が打ち消されてしまった。それどころが過去15週において最大の売り超し額を見せ、別な意味での「転換点的な動き」の予兆すら見られる。

次週以降も各部門の動向を注意深く見守り、少しでも「流れ」を事前に察知したいものだ。

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