【更新】金(きん)投資の長所は「世界共通」、では短所は何だろうか…?

2011/09/15 06:06

金(ゴールド)田中貴金属は2011年9月13日、一般消費者の投資に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、金(きん、ゴールド)投資について「世界のどこでも通用する」点を長所と考えている人がもっとも多く、6割を超えていた。「換金性の良さ」「世界で公平価格で取引される」など、価値の共通・不変性が高く評価されている。一方で短所としては価格変動の大きさや悪徳業者の存在など、昨今の情勢を受けての不安感が上位についているのが分かる([発表リリース])。

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今調査は2011年9月2日から4日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は未公開。

【世界各国の金(きん)保有量をグラフ化してみる(2011年7月版)】などでも触れているが、欧米諸国の債務問題なども絡み、金価格は上昇の一途をたどっている。

↑ ニューヨーク金価格の動向(週足)
↑ ニューヨーク金価格の動向(週足)。【フジフューチャーズ】から

そのような状況下で金投資に対する興味関心が高まるのも当然だが、同時に不安や心配も少なくない。(やはり昨今の金価格高騰を起因としているが)【「押し買い」に注意…国民生活センターが注意喚起】のような話も未だにしばしば耳にする。そこで調査母体が自分自身で思っている「金投資に対するメリットとデメリット(不安点)」で同意する項目を複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 金の投資におけるメリット(複数回答)
↑ 金の投資におけるメリット(複数回答)

↑ 金の投資の不安点(複数回答)
↑ 金の投資の不安点(複数回答)

メリット・長所としては「世界のどこででも共通する価値」がもっとも高率の回答を得ており6割強。次いで1/3強にまで落ちるが「換金性の良さ」「世界での公平価格取引」など、オールマイティーカード的な強みを持つ資産であることが評価されている。

一方で不安点・デメリットとしては「価格変動が大きそう」がもっとも多く35.3%。ほぼ同数の33.2%が「悪徳業者の存在」、そして27.6%で「品質が分からない」が続く。普通の業者なら取引対象となる金(きん)の品質について正しい情報を提示するはずなので、「悪徳業者の存在」と「品質が分からない」は大まかに同じ意味を持つものと考えてよいだろう。

金貨イメージ元々どの業界にも悪質業者の類は居るが、金(きん)は同じ軽量・小さな体積で高価格な時計や宝石などと比べると、市場規模は大きく換金性は高いなどの理由から、そのような業者が発生しやすい土壌がある。上に挙げた「押し買い」でも金商品は特に狙われやすい。

また、金価格の変動云々という点だが、リリースでは「最近の金価格の高値圏推移により注目された影響からか、他商品に比べ比較的価格変動が少ない金に対して一般消費者からの認識の違い」とある。確かに(例えば小麦やコーヒー豆などの)商品価格と比べれば変動幅が劇的に大きいわけではないが、昨今の上昇ぶりはややイレギュラーな状態なのも否定できない。約2年で2倍ほどに上昇したグラフを見て、他商品との比較では無くそのものの変動幅で「価格変動が大きそう」と不安に覚えるのも、仕方が無いといえよう。

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