固定電話料金の国際比較をグラフ化してみる(2011年版情報通信白書より)

2011/09/22 06:49

電話とグラフ2011年8月9日に総務省が発表した、2011年版の【情報通信白書】では、内容の多くは以前【携帯電話とパソコンの所属世帯年収別利用率をグラフ化してみる(2010年分データ反映版)】でも紹介した「通信利用動向調査」の結果を元にしている。一方で、他にも多様な資料を元にしたデータを収録し、資料性の高い存在といえる。今回はこの中から、固定電話における料金の国際比較についてグラフ化してみることにする(【該当ページ:第4章 情報通信の現況(2)通信料金の国際比較】)。

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電話料金に限らずインフラの料金の多くは、利用開始時の料金や毎月の固定料金(最低限毎月かかる金額)に加え、利用した量に応じた料金が発生する仕組みとなっている。遊園地に例えるならそれぞれ「遊園地に到着するまでの交通費」「入園料」「それぞれのアトラクション毎の利用料金」に該当すると考えれば理解が早い。

さて、それらに該当する加入時の一時金・基本料金・市内通話料金だが、主要国の比較をしたデータのグラフを再構築したのが次の図。

↑ 個別料金による固定電話料金の国際比較(2010年度)(住宅用の加入時一時金・基本料金)(円換算)
↑ 個別料金による固定電話料金の国際比較(2010年度)(住宅用の加入時一時金・基本料金)(円換算)

↑ 個別料金による固定電話料金の国際比較(2010年度)(市内通話料金(平日12時の3分間の料金)(円換算)
↑ 個別料金による固定電話料金の国際比較(2010年度)(市内通話料金(平日12時の3分間の料金)(円換算)

なおグラフ中にも記載したが、各国・都市とも月額基本料金に一定の通話料金を含むプランや通話料金が通話距離や通話時間によらないプランなど多様な料金体系が導入されており(日本でもプランが多すぎて普通の人は把握しきれないほど)、さらに昨今の為替レートの動向、そして個々のサービスの内容・品質を考慮すれば、個別料金による単純な比較は困難な状況となっている。あくまでも参考値の一つとして、検証用の材料程度として考えるべき。

基本料金は日本はやや高めなものの、加入時の一時金は実は日本は安い水準にあるのが分かる。一方で利用料金はといえば、東京は中庸。韓国・ソウルやアメリカ・ニューヨークよりは高めだが、ヨーロッパ諸国と比べれば安め。また、イギリス・ロンドンの料金の高さが目に留まる。

主要国各国でも携帯電話の普及が進んでおり、固定電話はその立場がゆらぎつつある(無くなることはないが)。データとして参考にする場面があまり想定できないものの、ともあれ固定電話料金の他国との比較はこのような形となる。少なくとも「日本はとびきり高い」ということはなさそうだ。

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