「小学高学年」「中学入学」「高校入学」がタイミング…子供の携帯電話保有開始時期をグラフ化してみる

2011/09/12 07:17

携帯は進学と共に警察庁は2011年8月25日、「児童が使用する携帯電話に関わる利用環境実態調査」の結果報告書を公開した。その報告書には子供と携帯電話の関係について、価値あるデータが豊富に盛り込まれている。今回はその中から、携帯電話を持つ子供が、いつから保有を始めたのかについてデータを抽出し、グラフ化を行うことにした(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2011年2月から5月にかけて、全国(震災の影響により宮城県は未実施)の18歳以上の小学生(現在4-6年生)・中学生・高校生の子供がいる保護者に対し、学校経由で保護者向け調査票を配布・回収したもの。有効回答数は6万6308人。なお回答票上に特に明記はないが、子供に関する項目は一人分しかないことから、複数の子供がいる保護者の場合は一番年上の子供に関して回答しているものと見なす。

まずは【小学2割・中学4割・高校9割…小学生から高校生の携帯電話の保有状態をグラフ化してみる】にも記載した、現時点における携帯電話の保有率。保護者が回答しているので項目は「-保護者」とあるが、実際にはそれぞれの子供に関する回答であることに注意されたい。

↑ 携帯電話の所有状態
↑ 携帯電話の所有状態(再録)

全体では5割近くが携帯電話を保有していることになる。

それではこの保有者は、どのタイミングで利用を始めたのだろうか。回答者(保護者)の子供は小学4年生以上だが、持ち始めたのはそれ以前の場合もあるため、当然小学3年生より前の回答もありうる。

↑ 携帯電話を使い始めた時期(専用・家族共用携帯電話保有回答者)
↑ 携帯電話を使い始めた時期(専用・家族共用携帯電話保有回答者)

「学年は不明だが小学生だったはず」「小学生(とだけ答えた)」など、学校種のみ答えた回答事例も少数見受けられるが、それをのぞけば「小学校高学年」「中学入学時」「高校入学時」の3段階で大きな回答率の山が生じているのが分かる。要は「防犯のことも考えると小学校から必要だが、せめて高学年になってから」「携帯電話の利用は色々と分別が必要なので、せめて中学校(高校)に入学してから」という保護者の判断が現れている。

この傾向は他調査、例えば【「まだ早い」「進学したらOK」…小学生までの子供に「携帯ダメ」の親は3/4】【小中学生の携帯保有率は女の子の方が上、「家族と一緒のケータイだよ」は数%程度】にも表れている。それらの結果と重なるが、今件でも特に「中高入学時が携帯電話保有の機会」と考えている保護者が多いことが確認できる。まさに記事題名にある通り、「小学高学年」「中学入学」「高校入学」がタイミングなわけだ。



子供に携帯電話をいつから持たせるかは保護者の判断次第。保護者側の事情(防犯やコミュニケーションなど)や、子供の成長具合、そして生活環境も合わせ、慎重に決める必要がある。そしてもちろん保有させる時には、十分以上に注意事項を教え説かせ、啓蒙を逐次行う必要に迫られる。

単に流行っているから、子供が欲しがっているからという理由だけで与えたのでは、子供も保護者も不幸になるリスクを背負いかねない。くれぐれも気をつけて、慎重に判断してほしいものである。


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