子供の野菜嫌いをなおす母親の努力、トップは「味や調理の工夫」

2011/09/07 05:44

野菜嫌いカゴメは2011年8月29日、子供の野菜の好き嫌いに関する調査結果を発表した。それによると調査母体(3歳-中学生の子供を持つ女性)のうち、子供が野菜嫌いだった経験がある(「現在も嫌い」を含む)子供の居る母親においては、その好き嫌いをなおすために「味付けや調理方法の工夫をしている」人がもっとも多く、約2/3に達していることが分かった。次いで色々な言葉で諭したり、食べたらほめるなどの手法が続いている。また具体的な調理方法としては、「味付けの工夫」「細かく刻む」が上位に連なっている(【発表リリース】)。

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今調査は2011年8月3日から5日かけて、3歳から中学生の子供を持つ女性に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は800人。第一子の性別は男女比で1対1、子供の世代比率は「3歳-小学校入学前」「小学校低学年」「小学校高学年」「中学校」で均等割り当て。

以前【野菜嫌いな子供は約6割・母親も嫌いだと7割に増加】で解説したように、現時点で野菜の好き嫌いのある子供を持つ母親は約6割。以前は野菜嫌いだった子供も合わせると約3/4に達している。

↑ 母親が認識している、子供の野菜の好き嫌い
↑ 母親が認識している、子供の野菜の好き嫌い(再録)

それでは現在・過去を含め、野菜嫌いの子供を持つ母親は、その好き嫌いを直すためにどのような方法を試みている・いたのだろうか。複数回答で聞いた結果が次のグラフ。最多回答は「味付けや調理方法の工夫」で約2/3に達している。

↑ 子供の好き嫌いをなおすために試している方法(子供の野菜の好き嫌いが今も昔も無い人をのぞく)(複数回答)
↑ 子供の好き嫌いをなおすために試している方法(子供の野菜の好き嫌いが今も昔も無い人をのぞく)(複数回答)

次いで多いのは「言葉をかけるなど具体的な働きかけ」。「声かけ・暗示(身体に良い、大きくなるなど)」「食べることができたらほめる」のように、母親からの積極的な行動で、食べることを促している。

また「自分による成果物」という認識を持たせて、子供自身に食べさせる環境づくりを構築する手法もある。「料理を手伝わせる」「一緒に栽培・収穫体験」などが好例。ただしこれらは手間がかかるためか、「言葉による働きかけ」よりは実行率が低い。

最多回答を得た「味付けや調理方法の工夫」だが、具体的な工夫としては「味付けの工夫」がトップについている。

↑ 具体的工夫(「味付け・調理方法の工夫」回答者、複数回答)
↑ 具体的工夫(「味付け・調理方法の工夫」回答者、複数回答)

工夫方法は「どうすれば子供に該当野菜を食べてもらえるか」という単純なお題目もさることながら、その目的、具体的には「子供がその野菜だと認識した上で口にされるべきか、分からないようにでも食べてもらうべきか」をはじめとした、「子供の野菜の好き嫌いをどのように捕え、解決したいと考えているか」という、親の教育方針とも関わってくる(野菜そのものの好き嫌いの克服を目指すのか、とにかくその野菜の栄養素を摂取してもらいたいのかなど)。そのため、回答率では「味付けの工夫」「細かく刻む」「子供が好きな料理に混ぜる」の順だが、方針次第では使えない手法も出てくる。今件回答ではその点を留意しておく必要がある。

なお具体的な「好き嫌いを直すために試したレシピ」としては、「カレー」「ハンバーグ」「トマトソース・ミートソース」が上位3位に入っている。最近は数万種類の規模で収録されているレシピサイトも増え、検索機能も充実しているため、該当野菜を含む料理の選択には事欠かない。「分からないように」「分かるように、そしてその野菜が『調理次第では美味しい』と子供に分からせるように」いずれのスタンスにせよ、需要をかなえられそうな料理が多数見つかるに違いない。


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