知り合いとのやりとりはSNS、悩み相談はブログ、情報探索はツイッター…主要ソーシャルメディアの利用目的傾向をグラフ化してみる(2011年版情報通信白書より)

2011/09/05 06:19

ソーシャルメディア総務省は2011年8月9日、2011年版の【情報通信白書】を公開した。構成要素の多くは以前【携帯電話とパソコンの所属世帯年収別利用率をグラフ化してみる(2010年分データ反映版)】でも紹介した「通信利用動向調査」の結果を元にしているが、一方で他にも色々な資料を元にした注目すべきデータを収録しており、資料性の高いものとなっている。今回はその中から、主要ソーシャルメディア(今件ではmixiやFacebookなどのSNS以外に、ツイッターなどのミニブログ、ブログや掲示板なども含む)の利用目的について見て行くことにする(【該当ページ:第3章 「共生型ネット社会」の実現がもたらす可能性(2)ソーシャルメディアの利用目的、利用により実現したこと】)。

スポンサードリンク


今件項目は一次的には携帯電話(スマートフォン含む)・PHSを所有する人に対してインターネット経由で2011年3月に行われた調査結果を元にしている。調査対象は被災地域(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県)をのぞく全国で、有効回答数は3171人。男女比はほぼ1対1、年齢階層比は10代-50代でほぼ均等、60歳以上区分は他世代区分の約4割増の人数。

今件では直接には22の項目を提示して複数回答形式で回答してもらい、利用目的を幾つかの項目に集約・区分。また、コミュニティに参加するために利用するソーシャルメディアとして回答率の高かったSNS(mixi、Facebookなど)・ブログ・ツイッターの3サービス区分を対象としてデータ・グラフの生成を行っている。

さてその3区分それぞれについて、利用目的の主なものを答えてもらった結果が次のグラフ。いずれか、あるいは複数の該当ソーシャルメディアを利用している人は「なるほど、確かに」とうなづいてしまうことだろう。

↑ ソーシャルメディアの利用目的(種類別)
↑ ソーシャルメディアの利用目的(種類別)

SNSは他のメディアと比べ、元々自分が知っている人との意思疎通を図るため、コミュニケーションの補完ツールとして使われる傾向が強い。それに対してブログはそのような使われ方はあまりされず、また交友関係を広げていきたいという意思による利用も少数派。むしろ悩み事、相談ごとを持つ人を探すためのツールとして使われることが、他メディアと比べると多い傾向がある(もちろんそれ自身としては「知りたい情報を探す」「同じ趣味を持つ人を探す」ための利用と答える人が多い)。

他方ツイッターはブログやSNSと比べると、圧倒的に「知りたい事についての情報を探すため」とする割合が大きい。雑多な情報が飛び交うため精査能力を持たないとかえって惑わされるだけだが、自分の情報収集欲・好奇心を(タイミングさえ合えば一番スピーディーに)充足させるツールとして認識されているようだ。

なお今調査別項目で明らかにされているように(【複数利用者は1/4…ソーシャルメディアの利用動向をグラフ化してみる】)、ソーシャルメディア利用に関して現在利用中の人は約4割、利用経験はあるが現在使っていない人は1割、経験無しの人は5割近くに達している。

↑ ソーシャルメディアの現在の利用数、利用経験
↑ ソーシャルメディアの現在の利用数、利用経験(再録)

つまり「現在」ソーシャルメディアを利用している人の約6割は、複数のメディアを併用している計算になる。単純に各コミュニティの連絡が通じる相手、使えるアプリによる使い分けの可能性もあるが、今件調査項目から鑑みるに、多分に「目的に応じたソーシャルメディアの使い分け」が行われていることが推測される。例えば知人との連絡はmixi、速報などの情報収集はツイッター、勉学や仕事に関する悩みごとの相談はブログといった使い分けをしている人も少なくあるまい。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー