ネットライフをたしなむシニア層、最活用サービスは「オンラインショッピング」

2011/08/29 12:00

シニアとパソコンNTTレゾナントは2011年8月22日、同社が運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」において実施した、「シニアの情報端末保有状況に関する調査」結果を発表した。それによると調査母体(パソコン経由のインターネット利用者)においては、7割近い人がオンラインショッピングを普段から利用していることが分かった。検索エンジンの利用率も全体の2/3近くに達している。男女別で見ると男性より女性の方が、オンラインショッピングの利用率は高い傾向にある(【発表リリース】)。

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今調査は2011年6月17日から22日にかけて、パソコンを利用したインターネット経由で60歳以上の男女に対して行われたもので、有効回答数は8393人。男女比は76.6対23.4。年齢階層比は60-64歳が4432人・65-69歳が2008人・70-74歳が1279人・75-79歳が557人・80歳以上が117人。

なお【個人の携帯電話やパソコン利用率をグラフ化してみる(2010年分反映版)】にもあるように、シニア層におけるパソコンの利用率は若年層と比べて低めなため、今件結果はあくまでも「パソコンを使っているシニア層」という調査母体での結果として認識しておく必要がある。ただし「パソコンを使っていないシニア層」は必然的に今件の問い合わせ項目「インターネットサービスを利用する」機会は無いため、回答値に各年齢層のパソコン利用率(60-64歳のパソコン利用率は56.0%、65-69歳41.2%、70-79歳26.9%、80歳以上14.2%)を乗じることで、概算的な「社会全体における各インターネットサービス利用率」を得ることは可能である(フェルミ推定レベルとなるが)。

さてパソコン上からインターネットへアクセスすることで、調査母体のシニア層がどのようなサービスを利用しているのか、選択肢それぞれについて「普段利用しているか否か」を尋ねた結果が次のグラフ(上位陣のみ抜粋)。選択項目でもっとも多くの回答率を得られたのは「オンラインショッピング」で、7割近い人が利用していた。

↑ インターネットで利用するサービス(複数回答)(一部)
↑ インターネットで利用するサービス(複数回答)(一部)

「パソコン経由でインターネットへアクセスできるシニア層」がオンラインショッピングを多用する事実は、他の調査結果でも明らかにされている。例えば【シニアのデジタルライフ、ネットショッピングを積極活用】では6割近い人が「ネットショップングで商品・サービスの購入を行う」としており、今件とやや差異はあるものの、多種多様なネットサービスの中でもトップ項目についている。

↑ パソコンのインターネットで行う事(デジタル層限定、複数回答)
↑ パソコンのインターネットで行う事(デジタル層限定、複数回答)(再録)

今件を男女別にみると、多くの層で男性の方が利用率が高いものの、「オンラインショッピング」と「個人ブログ」では女性が男性以上の値を示している。

↑ インターネットで利用するサービス(複数回答)(一部)(男女別)
↑ インターネットで利用するサービス(複数回答)(一部)(男女別)

特に「オンラインショッピング」では元々女性はお買い物好きであることに加え、家事などでも利用する機会も多いため、女性の回答率が高くなるのは必然ともいえる。

シニアとパソコン以前【ネットが使えないシニア層、もし使えるのなら何をしたい?】でも解説しているが、「インターネットを使えないシニア層」においても、「ネットが使えるのならしたいこと、やりたいこと」の上位に、自分の身近な生活や趣味趣向と結びついた消費行動を求めている。

すでにインターネットを活用しているデジタルシニア層には今まで以上に分かりやすく、信用されやすく(当然実際に信頼できる)、購入意欲を高めるようなサービスを、非デジタルシニア層にはデジタルの世界に容易に足を踏み込めるようなガイダンス・環境の(機会)提供を行う事で、「埋もれていた消費」を掘り起こすことができるのかもしれない。

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