自粛の影響消えるか…2011年7月度コンビニ売上高は9.5%のプラス

2011/08/23 12:10

日本フランチャイズチェーン協会は2011年8月22日、2011年7月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると7月は来客数は4か月連続でプラスとなり、平均客単価とあわせ売上高の上昇分は大きなものとなった。既存店ベースの売上高は前年同月比+9.5%と9か月連続のプラスを記録している(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明している。そちらで確認を。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は9か月連続のプラス、全店も9か月連続のプラス
・全店ベース……+11.5%
・既存店ベース…+9.5%

●店舗数(前年同月比)
・+1.6%

●来店客数:既存店は4か月連続のプラス、全店は9か月連続のプラス
・全店ベース……+3.7%
・既存店ベース…+2.4%

●平均客単価:既存店は8か月連続のプラス、全店も8か月連続のプラス
・全店ベース……+7.5%(606.3円)
・既存店ベース…+6.9%(598.9円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+7.0%
・加工食品……+0.7%
・非食品………+26.1%←たばこ
・サービス……+14.3%
・合計…………+11.5%

※既存店……1年以上営業中の店舗

7月は上旬には梅雨も明け、昨年の猛暑を思わせるような気温の上昇ぶりもあり、昨月に続き冷やしめんやソフトドリンクをはじめとする夏物商材が堅調。後半期に入り台風などによる豪雨がセールスに水を差したものの、月全体としては大きく前年同月から上乗せされる形となった。

商品構成別に見ると、先月まで「自粛」の動きによる不調さが見られた「サービス」項目が一気に盛り返しを見せると共に、「非食品」は相変わらず【JT、一部のたばこ銘柄で出荷量限定解除前倒し・57銘柄について7月25日に決定】などで解説されているように、たばこの売上の大幅アップで数字が跳ね上がっている。これが全体の売上に少なからぬ貢献をしているのは言うまでも無い。

自粛の動き
一部で微弱ながら継続。
たばこは価格上昇が
「非食品」を大きくかさ上げ。
各コンビニのIRページを見ると、被災地で仮設店舗を設けるなど、状況は少しずつ回復を見せているような感もある。しかし未だに営業がかなわない被災地域、コンビニは確実に存在する。一方で商品流通はほぼ通常のレベルにまで復帰、多くの商品棚も通常通りの様相を呈している。自粛による商品・イベントそのものの供給中止だけでなく、消費者の購買マインド低下や変化、節電による経済全体への影響も懸念されるが、現状ではそれが具体的にネガティブな形となって数字に表れる、という状況には陥っていないようだ。

【「節電の冬に向けて」…セブン-イレブン、8月23日からアルミ鍋商品の展開開始】にもあるが、コンビニの中には早くも冬の電力需給問題を察した動きを見せるところもある。臨機応変の立ちまわりには、他業種も見習う部分があるのかもしれない。

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