携帯で色々変わる日常生活・米モバイル端末利用者のライフスタイルをかいま見る

2011/08/22 06:30

スマートフォンアメリカの調査機関【Pew Reserch Center】は2011年8月15日、アメリカにおける一般携帯電話とスマートフォンの利用性向に関する調査結果を発表した。そこでは先に【9割超が写真撮影、8割強がネットへのアクセスあり…より生活に密着する米スマートフォンの実態】で少々触れたように、モバイル端末(スマートフォン、それ以外の一般携帯電話の双方)の利用者における、端末が日常生活にどのような変化をもたらしているか、端末利用でどのような場面に遭遇しているかも示されている。今回はそれを世代別に区分した上で眺めることにしよう(【発表リリース】)。

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今調査は2011年4月26日から5月22日にかけて、18歳以上の人に対して電話(固定電話と携帯電話)でRDD形式(Random Digit Dialing、乱数で創り出した番号に電話をかける方法)によって選択された対象に、英語とスペイン語で行われたもので、有効回答数は2277人。回答時に利用した電話は、固定電話は1522人、携帯電話は755人。インターネットを利用している人は1701人。携帯電話保有者は1914人(そのうちスマートフォンは688人・それ以外の一般携帯電話は1226人)、ツイッターなどのソーシャルメディア利用者は1015人。さらに性別・年齢・教育経歴・人種・使用言語などの各種区分において、アメリカの国勢調査結果に基づいた調整が行われている。

モバイル端末を所有・利用していて、遭遇しうる色々な場面・状況を例示し、その経験を過去一か月以内にしたか否かを尋ねた結果が次のグラフ。「これまでに一度でも」ではなく「一か月以内」と区切ることで、それなりに高い頻度で繰り返し起きている事象か否かが判断できる。また「昔はあったけど、今は無いナ」という過去系の行動も排除が可能となる。

↑ 携帯端末周りで次の行動をしたことがあるか(過去一か月以内に)(携帯端末保有者限定)
↑ 携帯端末周りで次の行動をしたことがあるか(過去一か月以内に)(携帯端末保有者限定)

多くの事例で「若年層ほど経験率が高い」傾向を示しているが、唯一「画面や文字の小ささから文字を読むのに難儀した」項目で、中堅層以降の値が高いのが分かる。回答率は1-2割だが、中堅層以降にはモバイル端末利用において文字・画面の大小(見やすさ)がネックといえる。

若年層とシニア層の回答率の差異を見ると、

・差が大きい
 「暇つぶしでゲーム」「アプリのダウンロードでムカつく」「使ってるふりをした」

・差が小さい
 「緊急時に役立った」「携帯疲れで電源を切ったことがある」

などが確認できる。情報取得や緊急時の利用など、基本的な機能、あるいは携帯端末の「拘束」から離れるための電源オフでは年齢の差異はあまりないものの、ゲームで遊んだり専用のアプリをダウンロードする過程で生じるトラブル、そして「使っているふり」は、若年層に特有の傾向のようだ(そもそも論としてシニア層は複雑なアプリはダウンロードしない傾向にあり、結果としてトラブルにも遭遇しにくくなる)。

若年層はモバイル端末を色々と活用し、トラブルに巻き込まれ、場合によっては悪用する。それだけ日常生活への浸透度が高いことを、改めて把握できる結果ともいえよう。

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