【更新】家庭における部門用途別エネルギー消費量の推移をグラフ化してみる

2011/08/21 06:55

電化製品先日【最大電力発生日での一日の電力使用推移をグラフ化してみる】で解説したように、「でんきの情報広場」経由で取得出来た、電気事業連合会が発行している【原子力・エネルギー図面集】の公開データを元に、電力関係の歴史的データを取得・再構築してグラフの構築と内容の精査をしている。今回は「家庭部門における用途別エネルギー消費量の推移」について、グラフ化を試みることにする。

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エネルギーの消費は大きく「産業」「民生」「運輸」に区分される。このうち「民生」、つまり家庭部門で、1970年以降どのようにエネルギーが使われてきたのかをまとめたのが次の図。「冷房が少ないナ」と感じるかもしれないが、今データは電気だけでなく、ガスや石炭、灯油なども含めたエネルギーの消費量であることに注意。

↑ 家庭部門用途別エネルギー消費量(100億kcal)
↑ 家庭部門用途別エネルギー消費量(100億kcal)

約40年の間に家計における総エネルギー消費量は約2.5倍に増加。増加分の多くは「暖房」「給湯」「家電・照明その他」で占められている。「家電・照明その他」には「洗濯機、衣類乾燥機、布団乾燥機、テレビ、VTR、ステレオ、CDプレーヤー、DVDプレーヤー・レコーダー、掃除機、パソコン、温水洗浄便座など」、普及率が高まり続けている、あるいは新たに登場した家庭電化商品が多く該当しているため、エネルギー消費が増加するのもやむ無しといえる。

この区分を各年の総エネルギー比率で再計算すると、特に雑多な商品が対象となる「家電・照明その他」が増加しているのが分かる。

↑ 家庭部門用途別エネルギー消費量(各年全体比)
↑ 家庭部門用途別エネルギー消費量(各年全体比)

贅沢品の多くも「家電・照明その他」で占められていることを考えれば、エネルギー消費の観点からも、生活向上がうかがいしれるというものだ。

やや余談だが、エネルギー消費量という点では微量扱いの「冷房」だが、経年での伸びという点では大きな飛躍が見て取れる。

↑ 1970年度から2008年度におけるエネルギー消費量の伸び率(部門用途別、1970年度を1とした場合の、2008年度の値)
↑ 1970年度から2008年度におけるエネルギー消費量の伸び率(部門用途別、1970年度を1とした場合の、2008年度の値)

「家電・照明その他」以上に「冷房」が伸びており、利用頻度が多いに増えた、普及率が高まった、すなわち生活の向上に寄与していると考えられよう。


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