【更新】為替動向は海外のファンド勢の日本売りを加速させる要因にも…海外投資家、2週連続の売り超し(11/08/11)

2011/08/12 19:30

東京証券取引所は2011年8月11日、2011年8月1日から8月5日(8月第1週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は4兆1202億1902万5000円なのに対し、買い総額は3兆8153億0790万5000円となり、差し引き3049億1112万0000円の売り超しとなった。これは先週から続いて2週連続の売り超しとなる。なお法人は買い超しに転じ、個人は買い超しを継続、証券会社も買い超しを継続している([最新発表リリース、PDF])(※今件記事はすべて東証第一部のみに限定した値であることに注意)。

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8月1日から8月5日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……4447億6142万1000円/6236億9303万5000円(1789億3161万4000円買超)
・個人……9468億9556万9000円/1兆1665億5144万7000円(2196億5587万8000円買超)
・外国人……4兆1202億1902万5000円/3兆8153億0790万5000円(3049億1112万0000円売超)
・証券会社……858億3780万4000円/981億2666万7000円(122億8886万3000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

7月4日-7月8日……2800億3613万0000円買超
7月11日-7月15日……540億2330万1000円売超
7月19日-7月22日……530億0545万2000円買超
7月25日-7月29日……867億3777万1000円売超
8月1日-8月5日……3049億1112万0000円売超

6月に入り売り買いを相互に繰り返すようになった外国人投資家だが、日経平均株価はさほど大きな影響を受けることもなく、8月まではやや上昇、8月に入ってからは下落を続けている。アメリカの債務問題は直近のハードルをクリアしたものの、根本的な解決にはいたらず傷が広がるばかりで、欧州やアジアが個々に抱える問題とリンクして、火種はくすぶりながら大きくなりつつある。

それと連動する形で進行している為替レートの円高基調への動きは、海外のファンド勢をしてリバランスのための日本売りを加速させる要因ともなりうる(バランスの取れたポートフォリオを維持するためには、円高による日本株式の評価額の過度な増大は望ましくない)。そして元々出来高が縮小している関係もあるが、今夏は夏期休業期間に突入しても、それより前の期間と比べて出来高の変化はさほど無いように見える。

次週もまた、今回計測週と同じような流れを歩むのだろうか。一部諸国で株価下落を嫌い、空売り規制をかけるという異常な事態が進む中、不安定さが増す市場には、今まで以上に慎重な対応をすべきであることは言うまでも無い。

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