刷新出版されたGAKUMANPLUS、早くも部数が落ち込む…「小学1年生」-「小学6年生」部数動向(2011年4-6月分)

2011/08/16 06:24

先に【少年・男性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2011年4月-6月データ)】などで【社団法人日本雑誌協会】が2011年8月3日に発表した、2011年4月から6月分の主要定期発刊誌の販売数を「印刷証明付き部数」ベースで公開したデータを元に、いくつかのグラフを生成した。また【「小学五年生」「小学六年生」が休刊・来年春に学習まんが誌「GAKUMANPLUS」を創刊へ】で報じたように、「小学五年生」「小学六年生」が休刊したこと、残りの4誌も部数的に厳しい状態にある。今回も前回のデータ更新時同様に、2008年春以降の「小学一年生」-「小学六年生」の部数推移(とはいえ「小学五年生」「小学六年生」はすでに休刊しているが)を改めて個別にグラフ化してみることにした。

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データの取得場所の解説、「印刷証明付部数」など用語の説明、諸般注意事項は一連の記事まとめ記事【定期更新記事:雑誌印刷証明付部数動向(日本雑誌協会)】で説明されている。そちらで確認をしてほしい。

2008年4-6月以降3か月単位で「小学一年生」-「小学六年生」の「印刷証明付き部数」の推移を示したのが次のグラフ。「小学五年生」「小学六年生」は休刊により、2009年7月-9月のデータが最後となっている。一方で「GAKUMANPLUS」は名前だけで判断すると今件記事からは除外されるのだが、由来が「小学五年生」「小学六年生」の統合・刷新版の立ち位置にあるため、あえて前回のデータ公開開始時期から反映させている。

↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移
↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移(2011年4-6月期まで対応)

学年が上がるにつれて学習学年誌から離れる(他の雑誌・媒体に目が移る)のは容易に想像ができるが、それにも増して「小学五年生」「小学六年生」が部数的に元々かなり危ない領域に達して「いた」ことが確認できる。また、同じような変移を「小学三年生」「小学四年生」も見せているのが分かる。

一方で「小学一年生」「小学二年生」はいわゆる季節変動によるぶれも大きいが、それなりに部数を示していたものの、2010年以降は下落に歯止めがかからない状態。毎年定例パターンの「入学準備時期での跳ね上がり」も、「小学一年生」以外は昨年までと比べて小さく、年ベースでの部数縮小感を加速化させている。

また、刷新出版されたGAKUMANPLUSは、直近期では部数2.05万部と、かつての「小学五年生」「小学六年生」を足した値どころか、それぞれの単独部数よりも少ない数字に留まっている。元々の販売目標がこの水準なら問題はないが、そうでなければ生誕一年を待たずして危機的状況といえる。。

「小学一年生」は印刷部数そのものが大きいため、まだしばらくは安全圏といえる。一方「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」は春の季節変動の小ささに、「時代の流れ」を感じさせるものがある。やもすると「小学一年生」以外はすべてGAKUMANPLUSの対象学年に、という状況すら想定しなければならない。元々少子化という厳しい舞台下での戦いではあるが、もう少し抜本的な改革案に着手しないと、色々と厳しい状況と遭遇することになるだろう。

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