国内主要ソーシャルメディアのアクセス機器傾向をグラフ化してみる

2011/08/04 12:00

ソーシャルインプレスR&Dは2011年8月2日、同社のシンクタンク部門「インターネットメディア総合研究所」の調査結果をまとめた「ソーシャルメディア調査報告書2011[市場動向/事業者紹介/ユーザー調査-クロス集計データ付属]」の販売を、同年8月4日から開始すると発表した。それに伴い同書のうち、ごくわずかではあるが調査結果を公開している。今回はその中から、調査母体では主要ソーシャルメディアへアクセスする際に、どのような機器を用いているのか、その傾向をグラフ化してみることにする(【発表リリース】)。

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今調査は日本国内で実際にソーシャルメディアを利用している個人ユーザー1059人に問い合わせたもので、年齢階層や男女比などは非公開。そして今調査母体ではmixi利用者372人、Faceboo145人、Mobage135人、Twitter339人などとなっている。ただしこれはインターネット利用者全体、社会全体ではなく、「いずれかのソーシャルメディアを利用している人」という母体における割合で、さほど意味の無い値でしかない。

元資料では主要ソーシャルメディアの利用者に、どのような機材でアクセスしているかを複数回答で尋ねている。そのデータから主要なモノを抽出し、再構築したのが次のグラフ。例えばmixiで「スマートフォン・14.8%」とあるのは「mixiを利用している人の14.8%はスマートフォン経由で使っている」ということを意味する。また、全機種の値を足すと100%を超えるのは、複数の機種で使い分けているから(自宅ではデスクトップPC、通学時にはスマートフォン、という具合)。

↑ 個々のソーシャルメディアにおけるアクセス環境(複数回答可、各ソーシャルメディア利用者数比)
↑ 個々のソーシャルメディアにおけるアクセス環境(複数回答可、各ソーシャルメディア利用者数比)

そろそろ新データが出るはずのmixi(最新データは今のところ【mixiの現状をグラフ化してみる(2011年3月末時点)】)では「携帯電話アクセスが増加中」「スマートフォンの利用者が躍進を続けている」「ページビュー数ではパソコンよりもモバイル端末経由の方が多い」という状況だった。今データを見ると「人数」ではまだデスクトップPC(パソコン)からのアクセス者の方が多いことが分かる。携帯電話・スマートフォン向けの画面構造上、同じようなアクセス・巡回でも、パソコンより携帯の方がページビュー数が増えてしまうという話の裏付けが(間接的だが)出来てしまう。

動画共有サイト、ブログは圧倒的にパソコン経由が多数に及ぶが、ブログはやや携帯電話のも多い気はする。ツイッターは出入力の情報量が限定されていること、元々ショートメッセンジャーサービスがベースだったこともあり、携帯電話・スマートフォンの利用者が多い。アクセス構造としてはmixiとほぼ同じだが、ややスマートフォン利用者が多いのは、アプリの充実が要因かもしれない。

一方GREEやMobageはその成長過程において大部分の期間をほぼ携帯電話オンリーで過ごしていたこともあり、他のソーシャルメディアとは異なり、メインのアクセス機器・環境が「スマートフォン以外の携帯電話など(PHS含む)」となっている。ただし【ヤフーとDeNAがソーシャルゲームで提携--「Yahoo!モバゲー」提供へ】などにもあるように、ヤフーと手を結んだMobageがパソコン上でも積極的な広報展開を行っており、その成果がGREEとの違いに出ているように見える。

視点を変え、「スマートフォンの浸透率」で見ると、TwitterとFacebookがほぼ同列で2割近く。次いでmixiが1割5分ほど。それぞれスマートフォン向けの専用アプリ、クライアントの整備状況が、そのまま利用率にも反映されている感はある。



今件データを見る限り、Facebookは別として、他のソーシャルメディアはまだまだモバイル端末としては一般携帯電話がメインで、スマートフォンはこれから代替していくように見える。元々一般携帯電話浸透率の高いGREE、Mobage、(そして値は半分ほどに落ちるが他のよりは高いmixiやツイッター)では、それらの一般携帯電話利用者がスマートフォンに保有端末を切り替えることで、スマートフォン利用率が跳ね上がる可能性を秘めていると容易に予想できよう。

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