雑誌を読まない人3割近く、平均購読冊数は月1.25冊

2011/08/01 12:10

雑誌購読マイボイスコムは2011年7月27日、雑誌に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、雑誌を閲覧する(立ち読みやぱらぱら読みも含む)行為をしていない人は3割近くに及んでいることが分かった。また、平均購読数は月1.25冊となり、1冊も購入していない人は過半数を数えている(【発表リリース】)。

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今調査は2011年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2124人。男女比は49対51で、年齢階層比は10代1%・20代10%・30代27%・40代32%・50歳以上29%。

可処分所得の減少や雑誌の質の変化、携帯電話・スマートフォンや携帯ゲーム機の普及など移動時の時間つぶしに適したツールの多様化で、雑誌のニーズは減少している(【出版物の種類別売上の変化をグラフ化してみる】)。今調査結果でも、1か月あたりの雑誌閲覧数は3年の間に、平均で0.5冊ほど減っているのが確認できる(今件「雑誌」では電子書籍などは含まれない)。

↑ 1か月あたりの雑誌閲読数(購入以外に立ち読み、ぱらぱら読み、フリーペーパーも含む)
↑ 1か月あたりの雑誌閲読数(購入以外に立ち読み、ぱらぱら読み、フリーペーパーも含む)

↑ 1か月あたりの雑誌閲読数(購入以外に立ち読み、ぱらぱら読み、フリーペーパーも含む)(概算平均値)
↑ 1か月あたりの雑誌閲読数(購入以外に立ち読み、ぱらぱら読み、フリーペーパーも含む)(概算平均値)

冊数区分では「読まない」「1冊」が増加し、それ以上の層が減少。特に冊数が多くなるほど減り方も大きくなり、閲覧冊数の減少が加速化しているようすがうかがえる。

上記は「閲覧」(買う・買わないを問わない)だが、これを「購入」で尋ねた場合、変移はもっと明らかなものとなる。こちらは2006年8月でも同様の設問をしているので、それもあわせて調査3回分の値をグラフ化する。

↑ 1か月あたりの雑誌購入冊数
↑ 1か月あたりの雑誌購入冊数

↑ 1か月あたりの雑誌購入冊数(概算平均値)
↑ 1か月あたりの雑誌購入冊数(概算平均値)

調査期間の「間」に違いはあるが、時勢は容易に把握できる。雑誌そのものを購入しない層が漸増し、雑誌を買っている層も買う冊数が減っているのがひと目でわかる。何しろ「買わない」層以外はすべて(公開値では現れない小さな動きは除く)調査を行うに連れて減少しているのだから。

雑誌の販売動向については【出版物の種類別売上の変化をグラフ化してみる】【週刊誌や雑誌、書籍の支出額をグラフ化してみる(拡大版)…(下)購入世帯率や購入頻度の移り変わり】で示した通りで、今回調査はそれを裏付けた形となる。特に実売データでは現れにくい「閲覧」の変移値は貴重で、「一人が買って回し読み」「立ち読みやフリーペーパーなどを読む」ことも合わせ、紙媒体の雑誌が「(購入して読むという意味での)購読」では無く、「読まれ」なくなっている状況が分かる。

上記でも触れているように、売れなくなった・読まれなくなった理由は多種多様の要素が考えられる。状況の改善のためには、あらゆる手を尽くす努力が求められよう。

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