ワーキングプア層の食費、1日平均768円

2011/07/26 12:10

食事とお金連合(日本労働組合総連合会)は2011年7月22日、ワーキングプア(年収200万円以下の正社員・正社員並みの働きをしている人、あるいはその世帯)に関する調査結果を発表した。それによるとワーキングプア層から構成される調査母体においては、一日の食費額は平均で768.2円であることが分かった。これは1日3食と仮定して1食あたり256.1円の計算になる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2011年6月28日から7月8日にかけて、携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。個人年収が200万円以下で、家計の1割以上を負担している20-59歳の男女を対象としている。調査母体の平均勤務日数は週4.8日、平均労働時間は7.0時間/実働日。調査実施機関はネットエイジア。なお総務省の最新データによれば年収200万円未満の携帯電話保有率は53.7%(全体平均では73.6%)で、該当年収層のカバー率も同程度であることを認識した上でデータを読む必要がある。

日々生活していく上で欠かせない「衣食住」。収入の低さから我慢している項目については以前【ワーキングプア層が我慢していること、外食・衣料品、それよりも……】で統計結果をお伝えした通り。「食品・飲食品」は第5位に入っているが、それでは具体的に食費の額はどれくらいなのだろうか、ということで尋ねた結果が次のグラフ。平均額は768.2円となった。

↑ 一日の食費(3食分)
↑ 一日の食費(3食分)

平均額は768.2円だが、グラフを見れば分かるように、ボリュームゾーンとして「500円台」と「900円-1499円」の2層に分かれていることが確認できる(「個人」年収200円以下で区切りをしていることから、この食費は一人頭のものと考えてよい)。いずれにせよ、【昼食スタイルにも現れる、非正規社員のお財布事情】と比べると、かなりキツい食生活を過ごしているのが分かる。特に500円台のボリュームゾーンに属している人達は、相当な工夫をしていることは想像するに難くない。

実際、別記事で詳しく解説するが、同調査別項目で「普段よく食事をとる・買う場所」を聞いたところ、「自炊」がもっとも多く7割近く、ついでスーパー、コンビニの順となっている。ファミレス、ファストフード、弁当店などはごく少数でしか無い。あらためて食費の切り詰め具合が理解できよう。

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