節電も兼ねた暑さ対策への住関品が堅調…2011年6月度チェーンストアの売上高、プラス0.1%

2011/07/23 07:16

【日本チェーンストア協会】は2011年7月22日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2011年6月度における販売統計速報を発表した。それによると2011年6月は節電も兼ねた暑さ対策への住関品が堅調だったこともあり、総販売額は前年同月比で3か月ぶりでプラスとなり、+0.1%(店舗調整後)となった(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査結果は協会加入の60社・8021店舗に対して行われている。店舗数は先月比で15店舗増、前年同月比で162店舗増。売り場面積は前年同月比105.5%と5.5%ほど増えている。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……1兆0586億6639万円
・食料品部門……構成比:61.4%(前年同月比99.0%、▲1.0%)
・衣料品部門……構成比:11.5%(前年同月比97.2%、▲2.8%)
・住関品部門……構成比:20.7%(前年同月比103.4%、△3.4%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比99.7%、▲0.3%)
・その他…………構成比:6.0%(前年同月比106.4%、△6.4%)

節電・暑さ対策
住関品が堅調。
食料品は
水産物が軟調。
6月は冒頭でも一部触れたように、夏に向けた商品以外の衣料は不調だったものの、住関品で暑さ・節電対策商品、食料品で畜産品が堅調さを見せ、ギリギリながらも前年同月比はプラスに転じた。

具体的には、食料品においては畜産品が全般的に堅調。特にカレー用や切り落としの動きが良い。水産物が未だに水揚げ量不足で不足な状況と連動している可能性もある。また、暑さが厳しくなってきたこともあり、火を使わずに調理可能な食品、惣菜が好調。衣料品は涼を取るための各種衣料は堅調。スーツなどは不調。住関品でも冷涼感絡みのアイテムで堅調さが確認できる。

チェーンストアの売上数字で前年同月比の値がプラスとなるのは、東日本大地震とその震災を一か月丸ごと受けるようになってからは初めて。プラス要因となった盛況さもまた、震災に伴うものが多く、色々と複雑な感がある。

次回7月分も節電や暑さ対策関連商品の堅調さは継続するだろうが、売上全体の6割強を占める食料品において、震災の二次的影響がさらに生じそうな気配がある。次回発表分以降、特にこれらの動向に注目していきたいところだ。

スポンサードリンク


関連記事



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー