たばこが押し上げ自粛が下げる…2011年6月度コンビニ売上高は9.0%のプラス

2011/07/21 06:31

日本フランチャイズチェーン協会は2011年7月20日、2011年6月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると6月は来客数は3か月連続でプラスとなり、平均客単価とあわせ売上高の上昇分は大きなものとなった。既存店ベースの売上高は前年同月比+9.0%と8か月連続のプラスを記録している(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明している。そちらで確認を。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は8か月連続のプラス、全店も8か月連続のプラス
・全店ベース……+11.1%
・既存店ベース…+9.0%

●店舗数(前年同月比)
・+1.5%

●来店客数:既存店は3か月連続のプラス、全店は8か月連続のプラス
・全店ベース……+4.1%
・既存店ベース…+2.7%

●平均客単価:既存店は7か月連続のプラス、全店も7か月連続のプラス
・全店ベース……+6.7%(592.5円)
・既存店ベース…+6.1%(585.2円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+5.5%
・加工食品……+0.1%
・非食品………+28.6%←たばこ
・サービス……-1.2%←「自粛」影響まだ継続
・合計…………+11.1%

※既存店……1年以上営業中の店舗

6月は期間中に大雨の日が観測されたものの、後半は平均気温の上昇からコールド系のアイテムの販売を押し上げる状況となる。商品構成別に見ると、先月同様に「サービス」項目では「自粛」の動きによる数字の悪化が、わずかではあるがまだ見られる。一方で「非食品」は【JT、一部のたばこ銘柄で出荷量限定解除前倒し・57銘柄について7月25日に決定】などで解説されているように、一部ではあるが販売量の制限があるものの、本数の減少分をカバーしてなお余りある値上げ分の影響で、売上はアップ。全体の売上増にも大きく貢献している。

自粛の動き
一部で微弱ながら継続。
たばこは価格上昇が
「非食品」を大きくかさ上げ。
東日本大地震によって未だに営業がかなわないコンビニは少なからず見受けられる。しかし先月と比べれば状況はさらに回復の方向にあり、商品流通はほぼ通常のレベルにまで復帰、多くの商品も棚に戻っている。一方で自粛による商品・イベントそのものの供給中止だけでなく、消費者の購買マインド低下や節電による経済全体への影響も懸念される。東日本大地震・震災の影響が今後どのような形で現れてくるのか、これまで以上に注意深く見守りたいところだ。

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