友達や家族とのデジタル系ツールでのコミュニケーション、日本のケータイメール傾注度は先進諸国中第何位?

2011/07/25 06:31

携帯メールニールセン・カンパニーは2011年7月13日、「未来の女性」という題名で女性の消費者行動に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、家族や友達との電子コミュニケーション形式(※リリース上の表記。電子・電気系ツールを用いた意志疎通様式という意味)として、世界全体では携帯電話などの電話による会話を挙げた人がもっとも多く55%に達していた。次いで(パソコンによる)電子メール、携帯メールの順となっている。日本では携帯メールの割合が異様に多く、過半数に達し、先進諸国の中ではトップについている(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2011年2月から4月にかけてアジア太平洋・ヨーロッパ・ラテンアメリカ・アフリカ・北アメリカなどの21か国で、18歳以上の女性約6500人を対象に行われたもの。調査方式は先進国ではオンライン、新興国ではオンライン以外に会場調査、訪問調査も混在している。日本はオンライン調査・299人を対象に、同年2月25日から3月2日にかけて実施されている。

家族や友達との間で交わされる、電子機器を用いた「電子コミュニケーション」として、どのようなツールをもっとも良く使うのかを聞いたのが次のグラフだが、先進諸国全体では「電話(での会話)」が55%と最多項目となった(「電話」も音声を電気信号に替えて伝えているので、立派な「電子コミュニケーション」ツールであり、電子機器に他ならない)。

↑ 家族や友達との電子コミュニケーション形式(=デジタル系ツール利用による)は主に何か(択一)
↑ 家族や友達との電子コミュニケーション形式(=デジタル系ツール利用による)は主に何か(択一)

全般的には「電話」が多く、次いで「Eメール(パソコン利用)」、「携帯メール」と「ソーシャネルット」の順となっている。特異な事例としては「イギリス」「韓国」、そして「日本」。これらの国では「携帯メール」の回答率が高い。とりわけ「日本」は6割近くが「主に携帯メールで家族や友達と電子コミュニケーションをしている」と回答しており、「電話」や「電子メール」は二の次、そして「ソーシャルネット」がほぼ皆無に近いなど、他国とはかなり違った様相を示しているのが分かる。

このあたりは【多い? 少ない!? 小学生のケータイ保有者、週一以上で親とメールをする人は46.6%】【ネットやメールで家族間に増えたこと、「連絡回数」「相手への理解」そして「安心」】などでも触れているが、携帯電話が親子間の防犯ツール・安全確認アイテムとしての役割を大きく果たしていること、さらに【高校生、愛の告白直にする! けれども別れは携帯・メールで】などにもあるように、直接会うのはおろか電話越しに話すことすら気まずい要件について電子メール、しかも自分も相手も保有率が高い携帯電話同士でのやりとりで行うというコミュニケーションスタイルが、ある程度浸透しているが故の結果といえる。

ただし詳しくは後述するが、同じ日本内でも世代によって傾注度は大きく違ってくる。想像の通り若年層ほど携帯メールの値は高く、高齢者は「電話」を最多形式として選んでいる。これもまた、世代間格差と呼ぶべきだろう。

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