【更新】プロ野球ファン層は1700万人? 主要エンタメ・スポーツのファン数試算をグラフ化してみる

2011/07/15 06:28

野球ファン博報堂DYメディアパートナーズなどは2011年7月12日、エンタテインメントやスポーツなど、主要9ジャンルのコンテンツに対する生活者の消費行動実態を把握する「コンテンツファン消費行動調査」の概要を発表した。それによると、プロ野球を主体とする野球のファン層は概算で1738万人、それに対してJリーグを中心とするサッカーのファン層は639万人であることが分かった。調査対象のコンテンツの中では音楽のファン層がもっとも多く3632万人との結果が出ている([発表リリース、PDF])。

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今調査は2011年1月29日から30日にかけて全国の15-69歳の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は4000サンプル。全国7エリアを人口構成比及び性・年代で割り付けしてあるため、地域・性・年代による偏りは最小限に留まっていると考えて良い。

また、コンテンツファンの行動・レポート内用語として

「興味」……そのジャンルに対して興味・関心がある
「利用」……過去一年に、鑑賞・閲読・観戦・購入などの商品やサービスを利用したことがある(無料での利用含む)
「ファン」……特定の作品に対してファンである(作品名を対象者が自由回答で記入)(世間一般的な「ファン」という言葉の認識に該当していると自認している)
「支出」……過去一年に、そのジャンルの商品やサービスに実際にお金を使ったことがある

と定義している。例えば特定コンテンツに対して「ファン」ではあるが「支出」していない、逆に「ファン」では無いが「支出」している場合もありうる。

エンターテインメントのファン人数はよく話題に登る話ではあるが、具体的な統計値が出てくることはあまりない。今件資料では調査結果を基に、主要9コンテンツの推定「ファン」層、そして単純に「利用」した層の人数を割り出しており、貴重なデータといえる。それを再集計したのが次のグラフ。

↑ 利用層・ファン層(万人)
↑ 利用層・ファン層(万人)

ファンを自認していないものの、単純に利用している層なら「映画」が最多に登り、5000万人に近い値を示している。そして次いで「音楽」「漫画・小説」「ドラマ・バラエティ」の順。しかしファンであると自分で認識している人となると「音楽」が最多となる3600万人強、次いで「映画」「漫画・小説」「ドラマ・バラエティ」が横並び、「美術展・博覧会」が続く。

スポーツ系で抽出された「プロ野球(野球全体)」と「Jリーグ(サッカー全体)」で比べると、利用者数はほぼ変わらない、むしろJリーグの方が多いほどであるにも関わらず、ファン層の数になると圧倒的にプロ野球の方が多くなる。両スポーツの現状を如実に表している数字といえる。

なお今件はあくまでも「利用層」「ファン層」の数に過ぎない。同レポートにて記述、また別記事で触れることになるが、「無料サービスのみを楽しむ」層がいること、支出するにしてもその金額の違い、さらには他のコンテンツとの相乗効果(レポートでは「またがり消費」とも呼んでいる)などがあり、単純に「ファン層」=「(金銭的な意味での)市場規模」とは言い切れない。その点に留意すれば、大変価値のあるデータといえるだろう。


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