【更新】30代後半男性の1/3強は未婚・世代別未婚率の推移をグラフ化してみる(2010年国勢調査反映版)

2011/07/11 12:00

未婚先日アクセス解析のデータを分析していたところ、世代別未婚率の推移をグラフ化して状況を精査した記事に注目が集まっていたことが確認できた。該当記事は【子ども・子育て白書 (旧少子化社会白書)(平成22年版)】経由で国勢調査のデータ(2005年分まで)を基に、若年層の未婚率推移を示したものだが、2010年の国勢調査の結果を調べたところ、6月29日付で【結果の概要】が発表されており、その中に該当データを確認することもできた。そこで今回は、以前の記事に2010年分のデータを補完し、グラフの再構築を行うことにした。

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具体的なデータ参照元は「結果の概要」中の「表Ⅰ-3-2 配偶関係,年齢(5歳階級),男女別15歳以上人口の割合」。ここに記載されているデータを参照し、以前の2005年までのを補完したのが次のグラフ。なお今件データの「未婚」は結婚未経験を意味し、離別・死別は含まれていないことに留意する必要がある。

↑ 男性未婚率
↑ 男性未婚率

↑ 女性未婚率
↑ 女性未婚率

【日本の婚姻率・離婚率・初婚年齢の推移をグラフ化してみる(2011年1月版)】【伸びる交際期間・縮む夫婦間年齢差…日本の夫婦事情の推移】などで触れているように、晩婚化が問題視されているが、それと共に未婚率の増加もまた同列の問題といえる。

男性若年層の未婚率の高さは元々だったが、中堅層以降、そして女性は全般的に1970年代あたりから上昇を見せ、現在に至っているのが確認できる。

戦後の直後はともかく、1970年あたりと比較しても、いかに未婚率が増加しているかがあらためて確認できよう。また戦後からのデータを揃えることで「一貫して増加」ではなく「1970年代から増加」しているのが確認できる。

グラフの動きでそれとなく把握はできるが、せっかく具体的な数字が入手できているので、2005年から2010年への変移を計算し、別途グラフにしておく。

↑ 未婚率変移(2005年-2010年)
↑ 未婚率変移(2005年-2010年)

0.1-0.2%ポイントの変移は誤差の可能性もあるが、明らかに「男性若年層・中堅層と女性全般の増加」「男女中堅層の大幅増加」「男性の一部階層の減少」が確認できる。男性の未婚率減少は経済的事由による可能性がある一方、女性の全般的な未婚率増加は、先の【伸びる交際期間・縮む夫婦間年齢差…日本の夫婦事情の推移】内でも示したように、女性の社会進出が一因と考えた方が道理が通る。

中でも30代後半の大幅増加は気になるところ。元データから10年単位の変移を一通り眺めたが、男女とも35歳を境に未婚率が大幅に増加している様子が確認できる。いわゆる「あきらめ層」が増えたと見るべきか、ライフスタイルそのものに大きな変化が生じているのか、色々なとらえ方ができよう。

なおグラフ中赤い矢印で示した、1970年あたりの奇妙な減少については、以前【1950年の20代後半男性未婚率は3割強・世代別未婚率の推移をグラフ化してみる】の後半で一項目を設けて解説した通り。多種多様な要因が絡み合って生じた現象と思われる。詳しくはそちらを参照してほしい。

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