銀行の色々なサービスをダイレクトに表した広告

2011/07/10 19:30

マウス銀行のサービスは多種多様に及ぶが、もっともメジャーで多くの人が最初に認識するのは、ずばり「お金の取扱い」。そしてお金は色々なサービスや物品の価値が姿を変えたものなので、銀行は間接的に生活のさまざまな部分を支えていることになる。普段は目に見えない、それら支えるものたちを視覚化してみたらどうなるだろうか……という発想を実践したのが、今回紹介するイランの銀行「Bankmellat」の広告である(【Ads of the World】)。

スポンサードリンク


↑ 電球、だが……?
↑ 電球、だが……?

見た目はごく普通の、どこにでもあるような白熱電球。しかしよく見るとソケットの部分が、重ねられた硬貨で出来ているのが分かる。そしてキャッチコピーには「Creativity base in bank services(創造性は銀行のサービスを土台にして創られる)」とある。

電球はしばしば「発想」「アイディア」の象徴として使われる。頭に電球を浮かべ「ひらめいた」状況を示す、漫画的表現を見たことがある人は多いはず。その電球のソケット部分に、銀行が取り扱う硬貨を使う事で、「そのひらめきを支え、サポートし、土台となっているのは、銀行の(資金融資などの)サービスなのですよ」ということを表現しているわけだ。

このシリーズでは似たような手法で、同銀行の長所・特徴を示しているのもある。

↑ 双眼鏡……だがピントを合わせる部分が硬貨
↑ 双眼鏡……だがピントを合わせる部分が硬貨

一見するとごく普通の双眼鏡だが、見たい場所へピントを合わせるホイール部分が、やはり銀行を象徴する硬貨で出来ている。そしてコピーは「Focus wheel in economic foresight(経済の先行きを見通すホイール部分(は硬貨、つまり銀行が提供しましょう))」。同銀行が将来的な見通しを正しく見極め、資金の運用・提供を行う事を暗示している。

こちらはもっとダイレクトかもしれない。

↑ カギの番号部分が硬貨
↑ カギの番号部分が硬貨

ナンバー式のカギの番号を合わせる部分が硬貨。そして「Depositing safety code(預け入れたお金は安全に保管しますよ)」とのコピー。ナンバー部分を硬貨にすることで、単なるカギではなく、銀行の資金そのもの、そしてその資金の安全性を示している次第。

↑ マウスのホイール部分が硬貨
↑ マウスのホイール部分が硬貨

マウスのホイール部分が硬貨。そしてコピーは「E-Banking outright circle(オンラインバンクは違える事無くサービスを提供しています)」。ホイール部分が歪んでいたり円の形をしていないとマウスの機能は果たしにくくなるわけだが、真円で形成されている硬貨をはめ込むことで、「銀行のオンラインサービス(オンラインバンク)」と「歪むことなく正確なサービスを提供する」とをかけて意志表示していることになる。

情報元のコメントを見ると「イメージ的に古くさい」などの意見をはじめ、新鮮味があまりないとのことで、一連の広告の評判は必ずしも良いとはいえない。確かに昨今のデザインと比べれば斬新さには欠ける。しかしメッセージ性の確実さと分かりやすさという点では、必ずしも劣っているわけではない。

オンラインでお金をやり取りする機会が増え、銀行で現金を直接出し入れする機会が減ったとしても、これらのポスターのメッセージ性が失われることはないはずだ。

スポンサードリンク


関連記事



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー