【更新】小遣いが 足りなくなったら どうしよう? 「使わずガマン」が 一番だけれど(2011年版)

2011/07/07 07:09

2011年6月30日に掲載した記事【ついに4万円台を大きく割り込む・「減った」11.5%「増えた」は6.4%……2011年のサラリーマンのこづかい事情】などにおいて、新生銀行グループの新生フィナンシャル(旧GE Money)が同年6月27日に公開した、2011年のサラリーマンのおこづかい調査の結果を、色々な視点で精査した。今年の調査で毎年の調査結果発表資料で対象とされた項目のうち複数が消え、代わりに新規の調査項目などが加わることとなった。そこで今回【若年層パート・アルバイトのこづかい事情をグラフ化してみる(2011年版)】と同じように、以前の追跡記事では取り上げてこなかった項目の一つを、掘り下げることにする。具体的には「若年層における、小遣い不足時の対応」についてである(【発表リリース】)。

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調査対象母集団に関する詳細は2011年6月30日に掲載した記事「ついに4万円台を大きく割り込む・「減った」11.5%「増えた」は6.4%-2011年のサラリーマンのこづかい事」にて言及している。詳しくはそちらを参照してほしい。

男性サラリーマンの平均月額こづかい額は3万6500円で、この数年は減少傾向を継続しているのはすでにお伝えした通り。

2008年以降における年齢階層別サラリーマンのお小遣い
↑ 2008年以降における年齢階層別サラリーマンのお小遣い(再録)

意識して買い物などをしていても、何らかの事情で不足感を覚えることがある。例えば新モデルのデジカメが欲しくなった、ひと目ぼれしたバッグがある、趣味の限定フィギュアの予約受付が開始した時など、不意の出費が生じた場合、「足りなさ」を覚えることは多い。あるいは気が付いたら、給料日まであと一週間もあるのに、小遣いとして残っているのは500円玉一枚だったという場面もあるかもしれない。そのような時、どのような手立てで「財政的なピンチ」を乗り切っているだろうか。複数回答で聞いた結果が次のグラフ。

↑ 小遣いが足りなくなったら……(複数回答)
↑ 小遣いが足りなくなったら……(複数回答)

男性サラリーマン全体に限らず、男女の若年層正社員・非正社員を問わず、一番多いのは「使わずに我慢」。これは共通の対応パターン。第二位も「預貯金取り崩し」で変わらないのだが、若年層女性会社員の割合がずば抜けて多い。これは以前【若者の貯蓄は男性200万・女性150万円…? 一人暮らしの平均年収や貯蓄高をグラフ化してみる】でも示したが、女性は男性よりも概して貯蓄率が高いことに起因するものと考えて良いだろう(「やりくり上手」という観点では、「家計からねん出」の項目が女性の方が上、特に非正社員において差異が顕著なことでも見て取れる)。

一方、矢印で示したように、「アルバイト」「親兄弟に頼る」の項目は、概して正社員よりも非正社員の方が多い。この点は資料でも指摘されている通り、若年層の非正社員は貯蓄そのものが少ない(≒収入が少ない)ため、お小遣いが足りなくても切り崩しが困難であり、「収入そのものを増やす」「親兄弟に頼る」という選択肢を取らざるを得ない苦境を表している。

やや気になるのは、正社員・非正社員を問わず、「クレカ利用」の項目が多少ながらも女性の方が多い事。4-5ポイントほどの違いなので誤差の範囲と解釈することもできるが、職種上の立場を問わず女性が高いところを見ると、全般的に女性の利用率が高いと見た方が間違いは無い。「足りないから」と安易にクレジットカードの利用に走ると、いつしか「クレジットカードの借入上限額が、自分の収入」という勘違いを起こしてしまいかねない。くれぐれも注意をしてほしいものだ。


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【3枚以上は当たり前!? クレジットカードを複数所有している人は7割以上】

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