【更新】昼食スタイルにも現れる、非正規社員のお財布事情

2011/07/06 12:00

コンビニのパンコーナー先に【ついに4万円台を大きく割り込む・「減った」11.5%「増えた」は6.4%-2011年のサラリーマンのこづかい事情】などで、新生銀行グループの新生フィナンシャル(旧GE Money)が2011年6月27日に発表した、2011年におけるサラリーマンのおこづかい調査の結果を、内容を多方面の切り口から確認、記事化した。今年の調査では経年発表で対象とされた項目のいくつかが消え、代わりに新規の調査項目などが加わっている。今回も【若年層パート・アルバイトのこづかい事情をグラフ化してみる(2011年版)】同様に、以前の追跡記事では対象にしなかった項目について、掘り下げることにする。具体的には「若年層における昼食のスタイル」についてである(【発表リリース】)。

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今調査は2011年4月23日から24日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2064人。男女比は1548対516で、年齢階層比は「男性サラリーマン」は20代から50代まで10年区切りで、「女性会社員」「男性パート・アルバイト」「女性パート・アルバイト」は20代・30代でそれぞれ均等割り当て。なお「男性サラリーマン」以外は今回がはじめての調査となる(ただし明記ない限り、データ・グラフはこれまで通り「男性サラリーマン」からのものについてのみ対象としている)。また今調査は1979年からほぼ定点観測的に行われているが、毎年同じ人物を調査しているわけではない。

以前【厳しさ進行中「サラリーマンの小遣いと昼食代の微妙な関係」(2011年版)】などでも示したように、サラリーマンの昼食代は減少・持参弁当の回数は増え続け、お財布事情の厳しさを反映している(ちなみに平均昼食代は2010年の500円から2011年はついに490円と、500円を割り込んでいる)。

↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(サラリーマン限定)(円)
↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(サラリーマン限定)(円)

1週間における昼食の形態(回数)の変移
↑ 1週間における昼食の形態(回数)とその変移(再録)

それでは男女差による違い、あるいは正社員ではなく非正社員(パートやアルバイト)の昼食事情はどうなのだろうか……という疑問にある程度答えてくれるのが、次の結果。若年層限定ではあるが正社員の男女別、そしてパート・アルバイトの若年層男別に、1週間における昼食の形態(回数)をグラフまとめたものだ。

↑ 昼食内訳(週あたり回数)
↑ 昼食内訳(週あたり回数)

まず気がつくのは「外食」がサラリーマン全体と比べると一様に低い事。逆算すると中堅層以降のサラリーマンの外食率は高い計算となる(若年層サラリーマン・ウーマンの値が平均値よりも低いため)。また女性よりも男性、非正社員よりも正社員の方が外食率は高い。男女差は女性が気軽に足を運べるお店のあるなし、そして正社員・非正社員差はふところ事情によるところ。

ふところ事情が気になるのなら「持参弁当」は多そうなものだが、意外にも男女共に正社員の方が回数は多い。「購入弁当」も女性はほぼ同じ、男性は非正社員の方が多いほど。「おごってもらう」の回数が多いのはともかく、「外食」以外で男女差ではなく正社員・非正社員間のふところ事情を推し量れるような結果は出ていない。

ただし金額ベースで見ると、「やはり大変なのだな」というのが改めて確認できる。

↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(円)
↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(円)

同じ世代内では購入弁当割合が一番多いのはパート・アルバイトの男性だが、平均購入代金は400円少々。中堅どころのコンビニ弁当を買えばそれでオシマイとなってしまう。麺類におにぎりを足してドリンクの合わせ技、ミニ弁当とパンなど工夫を凝らして予算内に納めねばならない。このような調整の難易度で考えると、「外食」が少なく、「購入弁当」が非正社員の男性に多いのも、理解できるというものだ。

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