【更新】結婚・健康・借金返済…女性が見る、次世代への展望

2011/07/02 07:13

展望ニールセン ジャパンは2011年6月29日、「未来の女性」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、「自分の娘」が「自分がかつて受けたような母親以上の恩恵」を同じように受けるとは思っていない、機会に恵まれないだろうと考える人が多数に及ぶことが分かった。特に結婚周りの話、健康や借金返済については、悲観的な考えが強い傾向が見えている([発表リリース])。

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今調査は2011年2月から4月にかけて実施されたものて、調査対象国はアジア太平洋、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、北アメリカの21か国。18歳以上の女性6500人ほどを対象に行われた。調査方法は、先進国ではオンライン、新興国ではそれに加えて会場調査・訪問調査を混在している。日本では299名に対し、オンライン調査で同年2月25日から3月2日にかけて実施された。

回答女性に対し各項目において「自分は母親よりも機会に恵まれた」「娘は自分よりも機会に恵まれるだろう」それぞれを聞き、「娘は自分よりも機会に恵まれるだろう」を「自分は母親よりも機会に恵まれた」で割った数字を算出したのが次のグラフ。

↑ 機会取得変化指数(「自分よりも娘のほうが機会に恵まれるだろう」と答えた人の割合÷「自分のほうが母よりも機会に恵まれていた」と答えた人の割合)
↑ 機会取得変化指数(「自分よりも娘のほうが機会に恵まれるだろう」と答えた人の割合÷「自分のほうが母よりも機会に恵まれていた」と答えた人の割合)

1.00で「自分は母親よりも機会に恵まれた」との回答者と「娘は自分よりも機会に恵まれるだろう」が同じ、つまり機会の好転化が同程度に世代間連鎖すると見ることができる。1.00より下なら「娘は自分と比べて同程度の機会か、それ未満程度でしか無い」、1.00より上なら「娘は自分と同じ以上に、良い機会に恵まれるだろう」を意味する。全般的に数字が大きいほど「子孫に託せる未来・希望は明るい」という解釈となる。

これで見ると全般的に新興国は数字が1.00を超えており、「現状より明るい見通し、未来」を胸に抱く女性が多いことがすけて見える。一方で先進国はすべて1.00を切っていることからも分かるように、自分が得た機会を超えるものを未来に託すのは難しいとの判断をしているのが分かる。

日本は多くの項目で先進国平均と比べれば高めだが、住宅事情やストレス軽減などの点ではより辛い認識をしている。とりわけ結婚周り、健康的なライフスタイルの実現、借金返済の点では0.70を切る低い値が確認でき、将来への厳しさを予見させる考えを多くの人が抱いているのが分かる。



同調査別項目では、今後日本国内の女性が「外で働く」「職場で高い地位につく」可能性が高くなり、重責感が増加するとの予想を持つことも指摘されている。多忙感が健康にマイナスの影響を与え結婚周りを難しくし、それでもなお金銭的にはあまり恵まれない。そのような将来の女性像を今の女性は描いている。非常に大雑把ではあるが、今件調査からはそのような推論もできよう。

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