【更新】ついに4万円台を大きく割り込む・「減った」11.5%「増えた」は6.4%-2011年のサラリーマンのこづかい事情

2011/06/30 06:40

新生銀行グループの新生フィナンシャル(旧GE Money)は2011年6月27日、2011年におけるサラリーマンのおこづかい調査の結果を発表した。それによると最新データによるサラリーマンのおこづかいの平均額は3万6500円となり、昨年のデータと比較して4100円のマイナスとなった。こづかいが下がった人が上がった人の割合を約5ポイントほど上回るなど、サラリーマンのふところ事情は相変わらず厳しさを増しつつある(【発表リリース】)。

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今調査は2011年4月23日から24日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2064人。男女比は1548対516で、年齢階層比は「男性サラリーマン」は20代から50代まで10年区切りで、「女性会社員」「男性パート・アルバイト」「女性パート・アルバイト」は20代・30代でそれぞれ均等割り当て。なお「男性サラリーマン」以外は今回がはじめての調査となる(ただし明記ない限り、データ・グラフはこれまで通り「男性サラリーマン」からのものについてのみ対象としている)。また今調査は1979年からほぼ定点観測的に行われているが、毎年同じ人物を調査しているわけではない。

年齢階層別のおこづかい推移は次の通り。

2008年以降における年齢階層別サラリーマンのお小遣い
↑ 2008年以降における年齢階層別サラリーマンのお小遣い

減少額は昨年に続き30代がもっとも大きく、続いて40代・20代の順となっている。次のグラフにあるように、若年層の方が昇給機会も多く、お小遣いアップの原資・きっかけも多いはずなのだが、それでも減少結果が確認できる。生活に対する「備え」の姿勢が一層強固なものとなっている、出費がかさんでいるなどで、お小遣いの増加には回せない事情が想像できる。そして今調査に限れば、20代をのぞき平均値もあわせ、4万円を割り込んでしまった。

昇給の有無
↑ 昇給の有無

特に30代は昇級率が20代とほぼ変わらないのに、減少額が一番大きく、哀愁すら感じられる(もっとも結婚なり出産なりで色々と物入りだから、という可能性も高い)。

小遣い額の変化については、「変化無し」が82.1%と5人に4人は現状維持という結果が出た一方、「ダウン」は「アップ」と比べて5.1ポイントも多く、全体的にはこづかい額の縮小に追い込まれた人が多い状況を示唆する結果となった。ただし昨年2010年は「ダウン」「アップ」の差が10.4ポイントだったことを考えると、そろそろ下げ方も限界に近付いているのかもしれない。

こづかい変化の有無と状況
↑ こづかい変化の有無と状況

特に年齢階層別に見ると歳を経るごとに「アップ」が減り「ダウン」が増えるなど厳しさを増していることが確認できる。下げ幅は縮小しているものの、この傾向は去年に続くものである。昇給の有無やこづかいそのものの絶対額との関連も皆無ではあるまい。

なお公開されているデータを元に、毎年のサラリーマンの小遣い状況の推移と、日経平均株価(年末の値、2011年は6月28日終値)をかぶせると次のようなグラフができあがる。

GE Money・新生フィナンシャル発表の「サラリーマンの平均小遣い額」と日経平均株価の推移
GE Money・新生フィナンシャル発表の「サラリーマンの平均小遣い額」と日経平均株価の推移

一部未調査の年があるため歯欠け状態だが(当方で破線にて補完)、直近では底打ちから上昇機運にあったものが2008年にその流れを打ち崩され、今年は去年の低水準からさらに一段落大きく低下したのが分かる。そして「日経平均株価」と「サラリーマンの小遣い」の間にはその起伏において相関関係があることが改めて確認できる。「金融商品への投資なんてしていないから、株価の変化など関係ない」という人も、「株価の上下が小遣いの上下にも連動する傾向がある」という事実を伝えられれば、経済全体や株価への見る目も変わってくるに違いない。

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