中国、ブラジル以上に…「今後3年間でもっとも経済成長すると思う国」トップは?

2011/06/26 06:41

成長iシェアーズは2011年6月22日、ETF(上場投資信託、Exchange Traded Fund)に関する調査結果を発表した。それによるとETFを実際に購入した経験のある調査母体に向けた「今後3年間で経済成長すると思う国は」という設問に対し、もっとも多くの人が同意を示したのは「インド」だった。8割近い人が「インドはこの3年間で経済成長を果たす」と回答している。第二位の中国は2/3強、第三位のブラジルは5割近くの人が経済成長を見込むという結果が出ている(【発表リリース】)。

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今調査はETF購入経験者の20-60代男女を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比・年齢階層比は非公開。調査そのものは2011年3月4日から7日に実施されており、先の東日本大地震に関連する投資マインドの変化の影響は考慮されていない。

調査母体はETF購入者であることから、多かれ少なかれ投資経験があり、経済にそれなりの知識を有していることが分かる。それらの人達に、「今後3年間で経済成長を果たすと思う国」を3つまで挙げてもらい、それを集計したのが次のグラフ。78.3%の同意者を持って、トップにはインドがついた。

↑ 今後3年間で経済成長をすると想う国を、上位3か国まで(複数回答)
↑ 今後3年間で経済成長をすると想う国を、上位3か国まで(複数回答)

インドについては【10年後に有望な企業進出先は「インド」がトップ】でも解説しているように、国際協力銀行調査による製造業企業への調査結果においても、もっとも注目を集める国となっている。また昨今では【モバイルインターネットの広がりをかいつまんでみる……インドと中国】にもあるが、中国と並びモバイル経由でインターネットが急速に普及。他国との情報流通・開放性という点では、インドは中国をはるかに上回っている。情勢がやや不安定なところはあるが、今後の成長性という点では否定できまい。

第二位は中国。一昔前の同様の調査ならダントツでトップだった中国も、かつての倍々ゲーム的な勢いは失われているように見える。もっとも「成長するか否か」という観点なら、今後3年後においても67.6%の人が信じている答えになる可能性は、決して低くないと思われる。

インドネシア第三位のブラジルは2016年開催の夏期オリンピックに向けた投資が進んでいることや、大規模な資源を有することへのアドバンテージが魅力。第四位のベトナムは(最近こそ情勢不安定なものの)積極的な経済投資が見もの。そして第五位のインドネシアは【Facebookの利用者数と増加率上位国をグラフ化してみる(2011年4月分)】でも触れているが、インド同様に携帯電話経由によるネット浸透率の高まり、そして【世界各国の石炭採掘量や輸出量などをグラフ化してみる(エネルギー白書2010版)】で解説している通り、資源の積極的な貿易で国富を積み増している状態。3年後の姿が大いに期待できるのも当然といえる。

逆に悲しく見えるのは、日本への回答率がわずか2.9%でしかないこと。震災前でこの値なのだから、現在再調査すればさらに値は減ってしまうだろう。ポテンシャルが無いわけではないのだから、扇動者らに惑わされることなく、中長期的な戦略のもと、歩みを進め、評価を受けるような状況を目指してほしいものだ。

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