あり得ない状況が目の前で展開され、つい注目してしまうプロモーション

2011/06/25 19:30

看板車両と……日本の場合は自動車などを使う際には自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)に加入させられ、万が一事故を起こしてしまっても「最低限の」金銭的保証を受けられる仕組みが整えられている。しかし対人事故の場合、大抵において自賠責保険で賠償金を支払い切れるはずもなく、任意保険に入っていないと大きな金銭的負担を背負ってしまう。今回紹介するのは、その任意の自動車保険関連のユニークなプロモーション。通常はあり得ない状況を目にした人々が足を留め目を見張り、つい注目してしまうというものだ(【The ADS of the World】)。

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↑ Allsecurの野外プロモーション
↑ Allsecurの野外プロモーション。

これはオランダの自動車保険会社Allsecurが展開したプロモーション。何らかの自動車事故を引き起こして相手に損害を与えてしまった場合、通常の被害回復の損害賠償以外に、相手に慰謝料などの名目で追加の賠償を請求されることになる。例え通常の保険に加入していたとしても、賠償総額を支払い切れるとは限らない。その場合、保険金だけでは支払いきれず、自分の財産を削ってでも相手に保証しなければならない。ところがAllsecurの場合、そのような状況をも配慮した保険が用意されている(一応「ほんの少しも追加で支払う必要はない」と説明されている)。この保険の優位性をアピールするために展開されたのが、今回紹介するプロモーション。

上下逆の自動車と貨車用意されたのは、見た目が上下逆さになってひっくり返った自動車。良く見ると分かるのだが、ひっくり返って地面についている部分に複数の車輪が配されており、通常の自動車同様に走れるようになっている(前面が見えにくくなるので、車外を見渡せるカメラもついている)。そしてその後ろには、宣伝用の看板付き車両が。そこには「ちょっとした事故ですよね。Allsecurの自動車保険ならビタ一文支払う必要はありませんよ」と書いてある(「ビタ一文」はあくまでも意訳)。

写真を撮る人々この「ひっくり返った自動車」+「宣伝用の看板付き車両」は街中を闊歩し、多くの人の注目を集めた。当然だろう、ぱっと見で見れば大事故を起こして横転どころか反転したように見える自動車が、何事も無かったかのように街中をスイスイと走っているのだから。

このプロモーションでどれだけの保険加入者が増えたかについての言及は、残念ながら元資料には記載されていない。しかし動画を見る限り、非常に多くの人が注目し、Allsecurの存在を知り、そして写真や動画を通じて直接の口コミ、あるいはインターネット経由で知らしめられたことは容易に想像ができる。道路交通法のことを考えれば、日本では到底無理な手法ではあるが、非常に興味深い切り口なことに違いは無い。

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