早い梅雨入りや台風などの天候不順も影響大…2011年5月度チェーンストアの売上高、マイナス1.4%

2011/06/23 06:35

【日本チェーンストア協会】は2011年6月22日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2011年5月度における販売統計速報を発表した。それによると2011年5月は4月に続き震災後のまとめ買いによる「特需」の反動などもあり食料品の動きが鈍く、総販売額は前年同月比で2か月連続でマイナスとなり、-1.4%(店舗調整後)となった(【発表リリース】)。

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今調査結果は協会加入の60社・8006店舗に対して行われている。店舗数は先月比で3店舗増、前年同月比で154店舗増。売り場面積は前年同月比104.8%と4.8%ほど増えている。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……1兆0567億5483万円
・食料品部門……構成比:61.5%(前年同月比97.7%、▲2.3%)
・衣料品部門……構成比:11.0%(前年同月比97.4%、▲2.6%)
・住関品部門……構成比:20.9%(前年同月比100.3%、△0.3%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比103.5%、△3.5)
・その他…………構成比:6.3%(前年同月比104.6%、△4.6%)

地震の影響で
大いに売れた食品の
反動は続く。
天候不順も影響大。
5月は冒頭でも一部触れたように、4月に続き東日本大地震の影響で大きな売上を見せた食料品の分野で反動があり、さらに例年より早い梅雨入りや月末の台風による天候不順、野菜の相場安・水産品の不調を受け、全体のうち大きな比率を占める食料品がマイナス。これが全体値を押し下げることになった。その食料品ではミネラルウォーターや袋ラーメンの売れ行き堅調は続いているものの、米などは反動を受けて不調。野菜は先月に続き相場安で不調、鮮魚は水揚げ不足で不調。牛乳やヨーグルトも生産量が回復していないこともあり不調。

衣料品は涼を取るための各種衣料は堅調。スーツなどは不調。住関品でも冷涼感絡みのアイテムで堅調さが確認できる。ただし白物家電全般が不調なのは先月と同じ。

チェーンストアの売上数字が前年同月比でマイナスを見せるのはお馴染みだが、内容は先月同様に東日本大地震とそれに伴うさまざまな災害(二次・三次的なものも含む)による影響が確実に、そして広範囲に確認できる。節電対策用品の堅調さは続くが、その他の分野でのこれまでに無い特異な動き、どちらかといえば減少ぶりもまた、継続するものと思われる。

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