米ソーシャルメディアの世代・性別構成比をグラフ化してみる

2011/06/20 12:00

ソーシャルメディア【Pew Reserch Center】は2011年6月16日、アメリカにおけるソーシャルネットワークと社会生活に関する調査結果を発表した。その結果には現在のアメリカでのソーシャルネットワーク(Facebookやツイッター、MySpace、LinkedInなど。今件ではSNSを同義と見なしている)の動向を色々とかいま見れるデータが山積されている。今回はその中から、年齢及び性別の構成比について見て行くことにする(【Social Networking Sites and Our Lives】)。

スポンサードリンク


今調査は2010年10月20日から11月28日にかけて18歳以上の2255人に対して英語で行われたもので、そのうちインターネット利用者は1787人(79.2%)だった。FacebookやMySPace、Linkedln、ツイッターのようなソーシャルメディア(SNS)を使っている人は975人。電話番号はRDD方式で選択され、半数は「自宅で一番若い男性が、いなければ一番若い女性が」もう半数は「自宅で一番若い女性が、いなければ一番若い男性が」答えるように尋ねている。回答データは国勢調査の各項目(性別・年齢・教育水準・人種・地域・人口密度など)に照らし合わせ、適正化されるようウェイトバックがかけられている。

今調査、及び同様の手法で行われた2008年の調査結果において、SNSを利用している(該当するものいずれか一つでも)人の年齢構成比をグラフ化したのが次の図。

↑ ソーシャルメディア利用者の年齢構成比(18歳以上限定)
↑ ソーシャルメディア利用者の年齢構成比(18歳以上限定)

わずか2年の間に、若年層中心だったソーシャルメディアの利用が、随分と中堅・シニア層にも広まっているのが分かる。これは【アメリカのインターネットの利用性向、ソーシャルメディアは40-60代で急増】【米ソーシャルメディアの世代別利用率をグラフ化してみる】などでも同様の結果が出ており、また【mixiの現状をグラフ化してみる(2011年3月末時点)】などでも解説しているが、mixiをはじめとした日本のソーシャルメディアでも同じ動きを見せている。要は「マニアから一般へ」の流れが加速化しているということ。同時にインターネット環境そのものがシニア層にも浸透しつつあるのも大きな要因といえる。

一方男女比では興味深い動きが確認できる。

↑ ソーシャルメディア利用者の性別構成比(18歳以上限定)
↑ ソーシャルメディア利用者の性別構成比(18歳以上限定)

本文中の解説では「プラスマイナス3.5%ポイントが誤差範囲」と説明されており、今件の差異が誤差の範ちゅうに入る可能性もある。ただ、【世界各国のソーシャルメディア利用における世代間ギャップをグラフ化してみる】【ネット好きなアメリカ女性のソーシャルネット事情を探る……宣伝効果と広告】などを見る限り、アメリカでは特に女性の方がソーシャルメディアへの興味関心度が高い傾向にあり、このような結果が出るのもうなづける。



性別の差異はともかく、年齢階層比において「若年層主軸から中堅・高齢層へソーシャルメディアが広まりつつある」という動きは、非常に重要なものといえる。社会全体層への広まりは、そのメディアの汎用化を意味し、社会的地位・意義・価値の高まりと同義となるからだ。

今後どこまで世代別で均等化するのか、あるいは高齢化を受けて若年・シニア層の逆転がありうるのか、注意深く見守りたいところだ。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー